Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

DEEP☆KICK 35 結果

2018.04.01 04:00

DEEP☆KICK 35

2018年4月1日(日)

大阪市立東成区民センター大ホール

OPEN 12:45/START 13:00


4月1日(日) 大阪市・東成区民センター大ホールにおいて『TERESA presents DEEP☆KICK 35』が開催された。

今大会のメインは2試合組まれており、メインイベント2では、山口侑馬が返上したDEEP☆KICK 60kg級のベルトを賭けて、前大会のトーナメントで勝利し、決勝に進出した佐藤亮 (NJKF/健心塾)と谷岡祐樹 (パラエストラ加古川) が激突。

また、メインイベント1では、DEEP☆KICK史上初となるNJKFミネルヴァのピン級王者決定戦が行われ、現ミネルヴァアトム級王者の百花 (魁塾)とMARI (ナックルズGYM) が王座をかけて激突した。

メインイベント2は、前回大会60kg級王者決定トーナメント一回戦で、西元也史 (京賀塾) に勝った佐藤 亮と、足利也真登 (FightClubRush) に勝った谷岡祐樹の二人による、DEEP☆KICK 60kg級王座決定戦。

1R お互いにローキックで距離を測る。谷岡がパンチで前に出ると、佐藤はバックステップで懐に入れさせない。佐藤は距離を保ち前蹴りとミドルキックで流れを掴みに行く。

パンチで前に出たい谷岡だが、佐藤の前蹴り、バックブロー、ミドルと、巧みな攻撃に攻めあぐむ。佐藤がペースを掴んだように見えたが、1R終盤に谷岡のパンチが当たりだす。

谷岡は、ここぞとばかりにパンチのコンビネーションを繰り出し、重たい右フックが2度3度と佐藤の顔面をとらえた。

2R 佐藤は得意の足技で立て直そうとするも、距離を掴んだ谷岡のパンチの攻撃は止まない。佐藤は谷岡のパンチを嫌い、作戦を変えて踏み込んでのヒザ蹴りで応戦。この展開から佐藤のホールディングが目立つようになり、レフェリーからプッシュのコールが飛ぶ。

3R 完全にペースを掴んだ谷岡は、追い討ちをかけるようにパンチで攻める。絶対にこのラウンドを落とせない佐藤は、パンチでの打ち合いに切り替える。佐藤が頭を下げてクリンチした際に、バッティングで自ら左目尻をカット。ここで佐藤は組み付きの注意を受け、ドクターチェック。傷は浅く、すぐに再開された。残り1分、ここから両者意地のぶつかり合い。蹴りとパンチで一進一退の攻防のなか試合終了のゴング。

2Rと3Rを優勢にすすめた谷岡が、第5代DEEP☆KICK 60kg級王座に就いた。

勝ち名乗りを受けた谷岡は感極まり、こらえきれない涙を拭いながら観客のあたたかい祝福をうけた。

▼メインイベント2 第5代DEEP☆KICK60kg級王座決定戦 3分3R延長1R

× 佐藤 亮(NJKF・健心塾/2位)

○ 谷岡祐樹(パラエストラ加古川/1位)

判定0-3(28-30、28-30、29-30)

※谷岡が第5代DEEP☆KICK60kg級王者に


リング上でのインタビューでは「6年目にしてやっと形になるものを手に入れることができて嬉しい。今度は追われる立場、頑張って防衛していきたい」と、喜びと今後の目標を語った。


メインイベント1では、DEEP☆KICK史上初となるNJKFミネルヴァのタイトル戦が組まれた。ミネルヴァ アトム級 現王者の百花 (魁塾) と、MARI (ナックルズGYM) が、新たに増設されたピン級の王座を賭けて対戦した。

1R 試合前から、打ち合いに持ち込みたいと言っていた百花は、1ラウンドから挨拶代わりにローキックから速いパンチのコンビネーションでけん制。MARIは落ち着いてガードを高く上げ、前蹴り、ローキック、ワンツーで応える。百花は上体を大きく揺らし踏み込むタイミングを探る。百花が踏み込んでパンチを打てば、MARIも回転の速いパンチでカウンターを狙う。両者1ラウンドから当たれば倒れるくらいのパンチを繰り出し、張り詰めた緊張感のなかラウンドを終える。

2R 開始のゴングが鳴りやまないうちに、両者パンチでの激しい打ち合い。百花の回転の速いトリッキーな攻撃に対し、MARIはセコンドからの指示でフリッカージャブをヒットさせるなど、ボクシングテクニックをみせる。MARIの伸びるストレートに対し、百花はパンチの距離が合わずクリンチの展開が目立つ。激しい攻防のなか両者決定打はなく接戦のまま2ラウンド終了。

3Rも、開始から激しい打ち合い。遠い間合いからMARIのストレートが百花の顔面をとらえる。MARIのパンチが当たりだすと、百花は組み付いてヒザ蹴り。レフェリーの3カウントでブレイクされ、再びMARIの距離になる展開が続く。残り1分、百花は起死回生のバックブローを放つも、距離をつぶされコーナーに押し込まれる。それでも百花は右ハイキックで押し返し、攻撃を止めない。さらに両者激しい打ち合い、会場の大声援のなか試合終了のゴング。判定、三者ともに30-29、最終ラウンドでポイントをとったMARIが、NJKFミネルヴァ初代ピン級王座に就いた。

▼メインイベント1 ミネルヴァ初代ピン級王座決定戦 3分3R延長1R

× 百花(魁塾/アトム級王者)

○ MARI(ナックルズGYM)

判定0-3(三者とも29-30)

MARIがNJKFミネルヴァ初代ピン級王者に


MARIは、リング上でのインタビューで「ずっと前から目標にしてきたミネルヴァのベルトを巻くことができて本当に嬉しいです」と、喜びのコメント。また、「岡山から、たくさんの人が応援に来てくださって、ありがとうございました。皆さんの応援のおかげで勝つことができました」と、会場にむけて笑顔で挨拶した。

NJKFミネルヴァ代表の竹越義晃氏は「接戦でしたが、やはりディフェンス力と、ベルトに対する“絶対取る”という部分がMARI選手の方が優っていたのではないでしょうか」と、振り返った。

ダブルセミファイナルでは、55kg級王者 鈴木真彦への挑戦権を賭けた、4人トーナメントの準決勝が行われた。当初は、今回の勝者どうしが挑戦者決定戦を争う予定だったが、王者の鈴木真彦が、スケジュールの都合で年内の防衛戦が難しくなり、王座返上の意思を表明した。よって決勝の挑戦者決定戦が、王座決定戦に変更となっている。


▼セミファイナル2 DEEP☆KICK55kg級挑戦者決定戦準決勝 3分3R延長1R

× 鷹介(TEAM HAWK/4位)

○ 拳剛(誠剛館)

判定0-3(29-30、29-30、28-29)

※拳剛が決勝に進出


※王者 鈴木真彦が返上の意思を表明、よって決勝が王座決定戦に変更

セミファイナル2では、拳剛 (誠剛館) が、鷹介 (TEAM HAWK) を判定で下して決勝に進出、内藤凌太と拳剛の二人が、王座決定戦の切符を手にした。


▼セミファイナル1 DEEP☆KICK55kg級挑戦者決定戦準決勝 3分3R延長1R

○ 内藤凌太(SB・ストライキングAres/2位)

× 厳基(月心会チーム侍)

判定1-1(30-29、29-30、29-29)

延長2-1(10-9、10-9、9-10)

※内藤凌太が決勝に進出


セミファイナル1では、内藤凌太 (SB・ストライキングAres) が、延長のすえ、厳基 (月心会チーム侍) を下して決勝に進出。

決勝となるDEEP☆KICK55kg級王座決定戦は、次回大会7月1日(日)大阪市・旭区民センター大ホールで開催される『DEEP☆KICK 36』で行われる。


▼第5試合 63kg契約 3分3R

× 虔次郎(風吹ジム/2位)

◎ SEIYA(MADMAX GYM)

TKO 3R 2分14秒

SEIYAは、前回タイトル戦を組まれながらも怪我でチャンスを逃したランキング2位の虔次郎 (風吹ジム) を、3R TKOでマットに沈めた。試合後マイクを手にして「虔次郎選手を倒したので、チャンピオンの敦YAMATO選手とタイトルマッチさせてください」と、アピール。こちらも63kg級を盛り上げてくれそうだ。


▼第4試合 60kg契約 3分3R

◎ 中村 寛(BKジム)

× 金剛 駿(Kick-Style/8位)

TKO 1R 2分37秒

中村は、前回大会で見事なKO劇をみせランキング入りした金剛 駿 (Kick-Style)を、その豪腕を武器に1R 2分37秒でマットに沈めてみせた。今後の60kg級戦線に旋風を巻き起こしそうな存在だ。


▼第3試合 58kg契約 3分3R

○ 雄大(Teem Free Style)

× FUJIMON(亀岡キックボクシングジム)

判定2-0(30-29、30-29、29-29)


▼第2試合 63kg契約 3分3R

- 山崎優輝(多田ジム/5位)

- 木村颯太(NJKF・拳心會館)

中止

※山崎が負傷欠場


▼第1試合 55㎏契約 3分3R

○ 梅井泰成(NJKF・京都野口ジム/5位)

× クロダッシュ(N-FIELD KICK BOXING GYM)

判定3-0(三者とも30-28)


〈オープニングファイト〉

また、オープニングファイトでは、アマチュアキックNEXT☆LEVELの関西タイトルマッチ『TOP☆RUN』が行われ、各階級の王者が決定している。


▼OP第7試合 第4代TOP☆RUN Girls 王座決定戦 2分3R延長1分1R

○ 久保双葉(月心会チーム侍)

× 小堀ましろ(月心会チーム侍)

判定2-0(30-29、30-29、29-29)

※久保双葉が、第4代TOP☆RUN Girls王者に


▼OP第6試合 第14代TOP☆RUN35kg級王座決定戦 2分3R延長1分1R

○ 伊藤千飛(真門伊藤道場)

× 太田在音(魁塾)

判定3-0(三者とも30-28)

※伊藤千飛が、第14代TOP☆RUN35kg級王者に


▼OP第5試合 第16代TOP☆RUN50kg級王座決定戦 2分3R延長1分1R

○ 小森真琴(NJKF・誠輪ジム)

× 上田咲也(月心会チーム侍)

判定1-1(30-29、29-30、29-29)

延長3-0(三者とも10-9)

※小森真琴が、第16代TOP☆RUN50kg級王者に


▼OP第4試合 第13代TOP☆RUN45kg級王座決定戦 2分3R延長1分1R

○ 山口 瑠(NJKF・拳心會館)

× 岸本和真(真門teamsol)

判定3-0(30-27、30-27、30-28)

※山口 瑠が、第13代TOP☆RUN45kg級王者に


▼OP第3試合 第13代TOP☆RUN55kg級王座決定戦 2分3R延長1分1R

○ 嶋 颯太(月心会チーム侍)

× 飯田 凪(Warrior Osaka)

判定3-0(30-29、30-27、30-28)

※嶋 颯太が、第13代TOP☆RUN55kg級王者に


▼OP第2試合 第16代TOP☆RUN30kg級王座決定戦 2分3R延長1分1R

× 辻畑元気(MARKS昇龍會)

○ 惣崎 宝(NJKF・拳心會館)

判定0-3(27-30、27-30、26-30)

※惣崎 宝が、第16代TOP☆RUN30kg級王者に


▼OP第1試合 第14代TOP☆RUN40kg級王座決定戦 2分3R延長1分1R

○ 林 裕人(NJKF・拳心會館)

× 小谷進之介(月心会チーム侍)

判定2-0(30-28、30-28、29-29)

※林 裕人が、第14代TOP☆RUN40kg級王者に