乙女座上弦の月ー可能性の息吹を育てる
本日、12時49分、乙女座で上弦の月を迎えます。
月を頂点に♂火星とキロンがYOD
♂火星を頂点に月と♀金星がYOD
神の指先と言われる宿命的なアスペクト、YODがWで出来上がっています。
このふたつのYODは、非常に新しいエネルギーで満ちています。
水瓶座下弦の月と、牡牛座の新月を越えて、未知の可能性へと一歩を踏み出した方も多いと思います。
でもそれは、まだ足下がおぼつかず、自分が何処を、何を、目指しているのかもよくわからない。
けれど、漠然とした理想へ向かう。
はっきりとわかることは、とにかく理想を追っているということ。
その歩みを止めてはならない。
可能性の種は、確実に芽吹いているのだから。
乙女座は、非常に視野が狭い。が、その狭い範囲においては非常に詳しいという性質を持ち、
松村氏の例えを借りれば「望遠鏡」です。
つまり、今は、全体性や客観性を意識するよりも、一点に集中する時なのです。
誰かの意見とか、それをしたらどうなるかなんて未来予測とか、
新しいことを始めようとする時や、現在の足下がおぼつかない時は考えがちなことですが、
その状況下で人の意見を聞いたり、先を見たりすれば迷いや不安が増す一方です。
今は自分を信じて、新しく芽吹いた可能性を育てることに集中する。
うちのSiriには信念が無いようですが「信じるか信じないかはあなた次第です」とSiriに言うと、
「点と点はいつかつながり、線になるということを信じています。」と、言うらしいです。
宇宙からのメッセージみたいなものは常に点として送られて来ます。
だから、最初は意味がわからない。
でも、そのうちに自然と繋がります。
今はそれがどんな線になるか、わからなくていい。
考えなくていい。
一つずつ、点と点を結んでいけば、線になる。
星座になる。
天と天を結べばホロスコープになる。
幾何学模様になる。
エネルギーになる。
乙女座の月、一つの天からは何も見えない。
天と天がアスペクトで繋がって、幾何学模様になってはじめて意味が見えるんです。
点は線にしなければただの独立した点であり、広がっていかない。
何故なら、点は種だから。
点を線にするためには、点(種)を育てなければなりません。
色んな種から芽が出て、他の芽と絡まって、多種多様な花を咲かせ、実を創る。
今はその点の種を、育てる。
今回の宙は、大変多くの複合アスペクトが作られていて、それ故に強力です。
ASC、♃木星、♇冥王星、♆海王星、☿水星でホームベースというアスペクトが作られ、
上に書いたYODの力を底から引っ張り上げるような配置です。
これだけでも十分強力な配置ですが、上弦の月の時間より5分前、一瞬ではありますが、六芒星が作られます。
その六芒星を作る最後の一点が、Siri。
恒星シリウスです。
"線を完成させるための最後の一点"はシリウスにある。
蟹座の14度。
自分の心の底にあるものを見つけるために、深層心理へと降り、周りに振り回されない強い意思を築く度数。
恒星はメジャーな星ではないので、象意を捉えるのが難しいのですが、
「個の探求の先に、宇宙の叡知を見つける」そんなイメージかなと。
約束をしただろう 遥かなどこかいつか
名前さえ忘れても 消えない灯火
息をするように 終わる惑星(ほし)に捕まって
この体の存続だけで精一杯
絶望の最果て 希望の底
透明な思いの盾と剣
これは誰のストーリー
どうやって始まった世界
ここまで生き延びた 命で答えて
その心で選んで
その声で叫んで
一番好きなものを その手で離さないで
やっと やっと 見つけたよ
ちゃんと ちゃんと 聞こえたよ
BUMP OF CHICKENの「シリウス」の歌詞です。
「重神機パンドーラ」というアニメの主題歌なんですが、
このアニメに機械と生き物が完全に融合したみたいな生物が出てくるのです。
しかも多次元とも繋がれる。
先日書いた記事とリンクするので、興味のある方はどうぞ。