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「宇田川源流」【日本万歳!】 日本酒が世界で好まれている

2023.03.26 22:00

「宇田川源流」【日本万歳!】 日本酒が世界で好まれている


 毎週月曜日は「日本万歳!」をお届けしている。日本の素晴らしいところや日本が世界で活躍している姿をご紹介し、その内容をこの中で分析し、そして日本の文化のすばらしさや、日本の生活慣習、日本の国民性の素晴らしい所を感じようという連載である。そのうえで、我々日本人一人一人が同じような気質を持ち、そしてその日本人としての誇りをもって仕事をしていただきたいと思っているのである。

ちょうど、「年度末」で、最も忙しい時期ではないか。特に、このような時期は、人事異動があったり、卒業があったりで、今まで慣れ親しんだところからの別れと新しい出会いがあるというのが、時期的な特徴になる。そのうえで、そのような環境の変化に対応できなかったり、あるいはうまくいかなくなってしまったりというようなことから、悩んでしまう人も出てきます。そのような人々に、日本人としての誇りを持って頑張っていただきたいと思っているのです。

さて、今回は「何かあった場合に飲む酒」についてです。

日本酒、または和酒は、通常は米(主に酒米)と麹と水を主な原料とする清酒を指す。日本特有の製法で醸造された酒で、醸造酒に分類される。日本古語では「酒々(ささ)」、仏教僧侶の隠語で「般若湯(はんにゃとう)」、江戸時代頃より、「きちがい水」という別称も使われる。現代では「ポン酒」と呼ばれることもある。アメリカでは「nihon-shu(ニホンシュ)」は一般的ではなく「SAKE(サーキー)」と呼ばれることが多い。

外国では、「日本酒」または「Japanese Sake」の表示は地理的表示保護制度によって日本国内において製造された清酒にのみ認められている。日本国外で製造された清酒は「日本酒」と呼称することができないほか、「日本風」「日本式の製法」などとラベルや広告、店頭ポップ等に表示することもできない。外国産清酒を日本国内で販売する場合には、原産国名および外国産清酒を使用したことの表示が必要となる。

獺祭の旭酒造がNY州に酒蔵

 【ニューヨーク=小林泰裕】日本酒「獺祭(だっさい)」で知られる旭酒造(山口県)の酒蔵が今月、米ニューヨーク州で完成した。同社にとって初の海外での酒蔵となる。早ければ今夏にも販売を始める。

 ニューヨーク市中心部から約100キロ北の郊外に、約80億円かけて約5100平方メートルの酒蔵を整備した。米国産と国産の酒米「山田錦」を用いて「ダッサイ・ブルー」という名称の純米大吟醸酒を生産する。日本から社員を派遣し、現地でも従業員を採用する。

 旭酒造の2022年9月期決算の売上高は約165億円。うち4割を海外が占める。酒蔵は当初19年の完成を見込んでいたが、新型コロナウイルスの影響などで完成がずれ込んでいた。

2023年03月15日 15時36分読売新聞

https://news.nifty.com/article/economy/economyall/12213-2228202/

 和食・日本食は、2013年に無形文化遺産に登録された。それをきっかけに、海外でますます和食ブームになっている。そして和食に注目が集まったことで、日本酒も人気が出てきているのである。

日本酒の輸出総額は222億円(2018年度)で、9年連続で最高額を記録。この数字は、10年前の約3倍で、海外で日本酒を飲む機会が増えている。数量ベースでみても、2018年は25,700klで、一升瓶に換算すると約1,400万本もの輸出量となっている。

輸出国の中では、アメリカが輸出額63億円で1位。次いで、香港、中国、韓国、台湾と、アジアの国が上位を占めている。日本食ブームによって海外で日本食レストランが増加したことがきっかけになり、日本酒もブームに火がついたといわれている。アメリカでは高級な日本料理店が増え、日本酒にはハイエンドなイメージがついてきた。高級日本料理店で日本酒を楽しむことが憧れにもなっている。海外ではかつて日本酒の品質管理が行き届いていなかった影響から、日本酒にあまり良いイメージを持っていない方がほとんどである。近年は、劣化のないお酒を提供できているため、日本酒の人気が上昇している。華やかな香りが楽しめる吟醸系の日本酒が人気の主流ですが、純米酒や古酒といった日本酒も評価されてきているようだ。

さてそのような中で獺祭がニューヨークに酒蔵を出した。

獺祭は、故安倍晋三首相がオバマ大統領(当時)が来日した時にプレゼントしたことで有名になった酒である。それ以来、なかなか庶民に手が出るような酒ではないのであるが、しかし、それでも人気は高い。なお、私自身はそれほどではなく、他に好きな酒があるので、「安くてうまい」というのが再興なのであるが、その銘柄については実際に会って、一緒に飲んだ人だけに教えることにしている。

さて、参考に獺祭の旭酒造のホームページから「獺祭」の名前の由来を見てみよう。

<以下抜粋>

弊社の所在地である獺越の地名の由来は「川上村に古い獺がいて、子供を化かして当村まで追越してきた」ので獺越と称するようになったといわれておりますが(出典;地下上申)、この地名から一字をとって銘柄を「獺祭」と命名しております。獺祭の言葉の意味は、獺が捕らえた魚を岸に並べてまるで祭りをするようにみえるところから、詩や文をつくる時多くの参考資料等を広げちらす事をさします。

獺祭から思い起こされるのは、明治の日本文学に革命を起こしたといわれる正岡子規が自らを獺祭書屋主人と号した事です。「酒造りは夢創り、拓こう日本酒新時代」をキャッチフレーズに伝統とか手造りという言葉に安住することなく、変革と革新の中からより優れた酒を創り出そうとする弊社の酒名に「獺祭」と命名した由来はこんな思いからです。

<https://www.asahishuzo.ne.jp/about/origin.html>

さて、このように日本酒が好まれるというのも日本の文化のすばらしさではないか。