4年生の漢字テスト。
4年生の漢字のテストは、
丸付けは私がしています。
上の学年は前に解答を書いて、
個々に丸付けをしてもらっているのですが、
そういう指導法自体も学年によって
異なっているものとなります。
しかし、これが意外な効果を生みます。
「シュワッ!!!シャッシャ!シュ!」
満点の子の採点をすると、必ずこの音が
教室に響きます。
そう、満点であるかないかが、
周囲の子にも分かってしまうのです。笑
4年生は問題数が10問しかありませんし、
その中から5問しか出題されません。
ですから、普通、この音が教室に響くことは
当たり前のことなのです。
だから、自分の手元でこの音が響くことは心地よいのです。
「よっしゃ」ガッツポーズも見られます。
超小さなことかもしれませんが、
満点スタートを切って学習が始まる
確実な一週間の学習というのは、
1問ミスってしまった、という生徒さんの
スタートとはやや違っているように見えます。
「文章題も頑張るぞ!!!」
次に繋がる、満点なのです。
問題数をたった10問にしているというのも、
こういう満点スタートの心地よさを
5年生、6年生になって問題数が5倍に増えてからも
実現していきたいという気持ちを長い期間を経て
醸成していくための重要な時間なのです。
満点を取るための工夫も見られるようになりました。
ノート指導した内容とは別に、間違った漢字を
空いたスペースに書いておくことにより、
直前の見直しの負担を軽減していくような、
そういう取り組みをする子も出て来ています。
絶対できるものと、怪しいものとを”分けておく”視点は
今後の学習にもきっと生かされてきます。
よく自分で編み出したものですね。
工夫は大歓迎です。
その工夫自体が私の指導法をも変えていく
きっかけにもなっていったりするもので、
やはり毎年最善手を打ったつもりでも、
子どもたちの工夫によってさらに良い形が
築かれていくという文化はそのままです。
この学年も、きっと”例年で最高”の礎を築く、
そんな学年の一つとなってゆきそうです。