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みんなの建築ミニチュア展

イタリア

2018.07.19 15:15

コロッセオ

ローマ

段状の客席が約4万5000人を収容する闘技場。

大きな楕円のスタジアムを囲む4層の外壁はドリス、イオニア、コリントの3つの柱の様式で

飾られ、入場することができる観客の身分が層ごとに異なっていた。


パンテオン

ローマ

ローマ市内のマルス広場に立つ神殿。

直径約43mの円堂の上に半球形のドームが載り、頂部には直径9mの天窓が開けられている。

大空間の中に差し込む天からの光は、この上ない崇高な空間を演出する。


サンタンジェロ城

ローマ

テベレ川のそばに建つ皇帝一族の墓所。

城内には螺旋型のスロープが設けられ、見晴らしの良いテラスへとつづく。

ミニチュアでは省略されているが、実際は川に架かる橋を渡って城にアプローチする。


ウェスパシアヌスとティトゥス神殿

ローマ

フェロ・ロマーノ遺跡にあって、3本の柱のみが絶妙なバランスで残っている。

遺跡全体のミニチュアがあればローマ帝国の中心部のかつての姿を垣間みることができるの

ではないだろうか。


サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂

ヴェネツィア

運河をはさんで、サン・マルコ広場と対峙する建築。

17世紀の疫病の終息を記念して建設された聖堂で、18世紀の画家フランチェスコ・

グァルディの絵画でも有名。実物と異なる独自のアレンジとして、ミニチュアでは

緑色や青色の彩色が施されている。


サン・マルコ広場

ヴェネツィア

サン・マルコ聖堂と官庁に囲まれた広場。

およそ99mの高さをもつ鐘楼は、ミニチュアでもひときわ目を引く。その背後に立つ聖堂も、

ミニサイズながら5つのドームや正面の二層のアーチなどがきちんと表現されている。


サン・マルコ寺院

ヴェネツィア

11世紀に建設が開始されたヴェネツィアの大聖堂

。正方形に近いバシリカ式平面に、直径約13mの大ドームを中心に5つのドームが

十字形に配される。


モーレ・アントネッリアーナ

トリノ

トリノのシンボルとなっている高さ168mの国立映画博物館。

博物館では世界一の高さといわれており、展望台からは街並を見渡すことができる。


クレモナ大聖堂

クレモナ

イタリア北部の町、クレモナのコムーネ広場に立つ建築。

丸いバラ窓をもつ正面ファサードが、まるで看板のように建物本体から独立して造られてい

るのが特徴。ミニチュアでは大聖堂以外の周辺部も詳細に表現されている。


ピサの斜塔

ピサ

ドゥオモ広場に立つ高さ55mの鐘楼。

竣工後まもなく軟弱地盤の影響で傾斜しはじめたため、水平を保つ工事を重ねたが、

現在も3.99度ほど傾いている。広場内にある大聖堂と同じく、白い大理石で仕上げられ、

端正な外観をもつ。