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平林征児's DTM

改めてコンプ通して聴いてみる

2023.03.27 07:25

改めてHS5でコンプかけて聴いてみると、2MIXをモニタースピーカーで聴くもんじゃないなと思いました。コンプレッサーなので当然なんですが、でかい音は潰れます。小さい音は前にでてきます。結果、ベタっとした平面的な音になっちゃうんですよ。真空管アンプでJBLのどでかいリスニング用スピーカーを鳴らすようなオーディオマニア的な使い方には向いているのかもしれませんが、とにかくモニターとして使うようなスピーカーには余計なもの入れてはいけませんね。あと、姉とバンド付き合うようになって思ったのですが、ディストーションサウンドが欲しいとき、マーシャルみたいなディストーションサウンドが前提で作られているアンプには余計なコンパクトエフェクタ通さないほうがいいですね。昔アマチュアだった頃はとにかくコンパクトエフェクタでコンプかけてグラフィックEQで帯域持ち上げてとか無駄なコンパクトエフェクタ使いまくっていたんですけど、アンプの味を信じるなら余計なもんはいらんですね。あー、高校生の頃新入生歓迎会で演奏しようとしたらコンパクトエフェクタ繋いでるケーブルが一本断線して音が鳴らなくて恥かいたことあったなぁ、とか。余計なもの付けるとリスクも増える…あー、でもジャズコーラスにOD1とセミアコの組み合わせは今も昔も好きですなぁ。昔ライブで泥臭いブルースこの組み合わせで弾いてたらライブ終わりにお客さんが来て、そのセミアコ売ってくれとか言われたことあったなぁ。いや、この初代OD1の、銀ネジのエフェクターとジャズコーラスのアンプがあってこそのセミアコなんですけどなぁ。

まぁ2MIXをモニターで聴くには向いてない真空管エフェクターですが、各楽器を流し込むときはとても重宝します。キックとかベースとかプラグインでは表現できない自然な太さ出せますので、そういう用途では使います。ディストーションの音が欲しいとき、マーシャルなどででかい音をマイクで拾うとかそういう環境じゃなくてアンプシミュでライン録りする時とか、一応コンパクトのRATと真空管ディトーション鳴らして比べたりはします。なんだかんだで音屋みんな大好き真空管なので(中には真空管の会社と型番までこだわる真空管収集家な人もいるくらい)真空管は魅力的なのです。