2018/05/21 続 新しきドアの旅。
前回(2/21)からだいぶ時期が空きましたが、お願いされていたドアの制作は
緩やかながら進んでおります。
実寸大に作ったパネルに妻の小川惠美子さんが絵を描きました。
いろいろ施主さんとも相談して、このデザインで進めることに。
また現場に持っていってはめ込んでみます。
なるほど。少し離れても、確認。。(この時点で3/6)
ここでまたもう一段階上げて材で新規に制作。
よしこのまま行くかな?!行けるかな?!と思ったのですが。
間口の細かい寸法がまだ未決定であるなどの要因、そして家族で
インドネシア行きなどがありましてここからしばらく作業が止まります。。
(この時点で3/20)
かな〜〜〜り待機時間がありましたが。
4月末に玄関間口の最終寸法が決まり、やっと本制作に
入ることができるようになりました。
もういつもの先生仕事も始まり、いろいろこなしつつも
作業を続けます。
作業をしてなかった日は長かったのですが、その間に旅に出て
インドネシアの建築、建具などからも学ぶ事が多く、作りかけて
いた本制作用に思っていたドアは中止、また新規にしっかりした
構造のドア基部を組み直していきました。
やっぱりホゾ組した方が、強い強い!!
まず枠を組んだところ。
今回は精密に組めるよう機械を借りることができたので
難なくここまで。
普段の自分の作業では全然使わないのですが
今回はトリマーという道具を使って(と言ってもレンタル笑)、
各材がガッチリ組み合わさるように凹凸のジョイントを
作っていきました。これやっとくと丈夫になるはず〜〜!
こうやって刻んだり削ったりしていろいろ
思索していくのって大好き。
自分に向いてるのかもなぁ〜と最近になって
思うことがあります。
仮組みを何回か繰り返して部材本組み。
各部をしっかりと接着します。
部材の合わせたところには刻みを入れてクサビ打ち。
まぁ、これでよほどのことがなければ取れないでしょう。
少しずつこうやって、噛み締めるように進みます。
コツコツと山に登る感じに似てるかもですね。
ここまで出来たところで施主さんと連絡して
また現場合わせ。明かり取り窓の形と大きさ、
デザインの再チェックをお願いします。
結果、少々変更あり。
やっぱり見てもらってよかったなぁ。
ここからまた作業場に持ち込んで作業します。
これ、ドアの裏側。
室内から撮影してもらったものなのですが、
う〜〜ん、これはこれでもう良い感じかもね。
基本このラインで進めていくようにしましょうかね。
はいまた作業場に戻りまして。
窓の大きさ、位置が決まったのでくり抜きます!!!
寸法測るのはだいたい魯班尺。
出来るだけ吉寸を取るようにします。
上段が建築寸の判断。下段は墳墓用・・笑
赤文字の数値が、吉ですね。
線を入れて、丸鋸でカットです。
端切りは畦引き鋸で。こういうとこ、大活躍!!
ハイ、窓開きました〜〜!!
抜いたラインを整えていきます。
取っ手などをどうしようか考えつつ、この日は終わり。
また作業は続きますよ!!