ーあきたを探るトークイベントー
5月13日、フォンテ6階秋田公立美術大学サテライトセンターにて、あきたを探るトークイベントが行われました。
あきたを探ってくれたのはこの3人のパネリスト!
髙橋 正|たかはし ただし (秋田県立博物館副館長)
秋田大学教育学部卒業、上越教育大学専攻科修了。専門は民俗学・歴史学。秋田県立博物館で行われた「熊野信仰と東北」展、「霊峰鳥海に祈る人びと」の企画に関わる。主な論文として「聖観音菩薩立像に見る鳥海山の信仰」、「出羽国北部における熊野信仰の師檀関係に関する覚書」がある。秋田県教育委員会が実施した文化財イラストマップ作成事業にアドバイザーとして関与するなど、研究を市民向けに発信する事業にも積極的に携わっている。
田宮 慎|たみや まこと( casane tsumugu / Director / Planner )
1976年秋田生まれ。大学進学を機に上京。商空間デザイン事務所にて全国の駅ビルや商業施設・店舗の企画・開発・コンサルティングや、設計・デザイナーらのチームを束ねるディレクターとして活動。2010年に「地域資産のデザイン」をテーマに、一次産業や地場産業、伝統工芸にまつわるコミュニケーションデザインやプロダクトの企画・販売、などを手がけるcasane tsumuguを秋田で立ち上げる。2012年からはフリーマガジン『のんびり』の編集に携わり、2014年のんびり合同会社を設立。先月同社を退社。
藤 浩志|ふじ ひろし(秋田公立美術大学教授 / NPO法人アーツセンターあきた理事長)
奄美大島出身の両親の影響で大島紬周辺で遊ぶ。京都市立芸術大学在学中演劇活動に没頭した後、地域社会を舞台とした表現活動を志し、各地の現場でプロジェクト型の表現を模索。同大学院修了後パプアニューギニア国立芸術学校に勤務し原初的表現と社会学に出会い、バブル崩壊期の再開発業者・都市計画事務所勤務を経て土地と都市を学ぶ。「地域資源・適性技術・協力関係]を活用したデモンストレーション型の美術表現により[対話と地域実験]を実践。
地図上にある情報から始まり、秋田県の暮らし方や自然環境、地形まで…広い視点で話が進められていきました。「秋田をもう一度耕す」「かたちを変えたとしてもものごとの本質的な部分を理解して残すことができれば、良さは残っていく」「何をするかも大切。見るかも。」などなど、すぐに秋田県を探りに行きたくなるくらいうずうずしてしまうトークイベントでした。
今回のトークイベントの映像はあきたを探るマップとともに、フォンテAKITA6階秋田公立美術大学サテライトセンターにて5月31日まで展示しております。気になったけど参加できなかった方、もっとじっくり見たい方、ぜひご覧ください。