ありがたいです。
先日・・・と、言うか、ほぼ先月ですが市立図書館で一冊の本と出会いました。
「出雲國風土記外伝・大国主の神語ー勇気の章-」
マンガで大国主命の成長物語が、描かれている本でした。
そこには、記紀神話や風土記にも載っていない、伝承として伝わる大国主命の姿がありました。
私も少しは知っている話もありましたが、全く初めて知るお話に衝撃!!
返却期間の2週間があっという間に過ぎようとしたので、思わずもう2週間延長しました。が、やぱりこのお話はどうしても手元に欲しい!!!
色々と調べて問い合わせしました。
そこには残念ながら既に在庫はありませんとのこと・・・(><)
でも、その問い合わせ先の方が、製作団体の方をご紹介下さり、なんと連絡が取れたんです!!
そして、ついに譲って頂くことが出来ました!!
↑ こちらがその本です!!
製作団体のSさんにお聞きしたことを少し紹介します。
「この漫画は5年を掛けて完成しました。主人公の大国主命は、ドクターコトー診療所の作者・山田貴敏先生にデザインして頂きました。漫画は日本工学院の漫画課程の生徒の田嶋隆生くんに描いてもらいました。脚本は私Sが構成しました。きっかけは、大国主命の安来での活躍が伝承として凄いものがあったと知ったことでした。」
以上Sさんからのお話紹介でした。
凄い!!
5年の歳月を掛けてこられた情熱と言うか、気魄のようなものが私にも伝わったんだと思います。
私自身、実は幼い頃にじいさんばーさんから聞いていたお話だと、
「安来」の地名を付けたのは大国主命が付けたイメージだったんです。
大国主命が八十神を退治して大山の方から山を越えて、伯太町の山に辿りついたときに言った言葉が、
「吾が心安け来かな」と言ったと思っていたのです。
でも、出雲風土記では素戔嗚尊が、
「吾が心安け来かな」と言ったことが由来となっている。
???
ってなっていたんです。
でも、この本を読んで私の勘違いの謎が解けました!
これ、大国主命の方は伝承だったんですね。
大国主命は八十神を退治して、伯太町の稚児岩と呼ばれるところで、この国は私が守り治めると、誓った岩です。そこで地名が母里(もり)と呼ばれるようになったんです。
この話と、風土記の由来が幼い私の中でミックスされていたんですね(^^)
伝承って口伝えで伝えられるので、いつの間にかごちゃごちゃな内容になってしまいそうですが、
子供たちにも読みやすいように漫画にもなっている。
本当に素晴らしい本でした(^^)b
↑ さらにもう一冊もお譲り頂きました。
こちらは、大国主命が八十神に騙され、蘇る話のマンガです。
どちらも本当に良い本でした(^^)
問い合わせ先の担当の方が繋げて下さったことで、Sさんとお会いして、少しでもお話出来たこと、また本を譲って頂けたことに感謝です(^人^)