三代目❤夢小説 『NAOTO編6』
2018.05.22 10:50
「…うわ、ヤバい。そんな澄んだ瞳で言われたらドキッとするね」
「ごめんなさい‼NAOTOさんにタメ口なんて…ファンに怒られます…」
「俺がいいって言っても?」
「……」
「…夢、見てるみたい」
「NAOTOさん、頬っぺたつねってください!」
「…直接触れていいの?」
「はい、かまいません」
まりあは目を閉じて、直人の方に顔を向けた。
つん…
直人の暖かい手が頬に触れた。
「まりあちゃん、結構大胆だね」
「そうですか?」
「個室に男と二人っきりで、目まで閉じちゃって…」
「だって、NAOTOさんですよ。信頼してます」
「それって喜んでいいのか、複雑だね」
間近で見ると、色白で目が大きい。
笑うとまだ幼さが残っていて、可愛らしい印象があるが、すましていると目元涼やかな、かなりの美人だ。
美人なのにキャップを目深に被り、トレーナーと綿パン、ボディーバッグという出で立ちだ。
「あ、SEVENのキャップ…」
「好きなんです。NAOTOさんのブランド」
「…ひょっとして何度もショップに来てくれてるの?」
「はい。NAOTOさんが来たらどうしようっていつもドキドキして…恥ずかしいからキャップ被って…」
「ボーイッシュなコーディネートは照れ隠しで?」
「シンプルな服の方が自分らしくいられるので」
「まりあちゃん、自分のことよくわかってないんだね」
「どういう意味ですか?」
「バッチリメイクして、女性らしいコーディネートにすると、もっと素敵になるよ」
「NAOTOさん、褒めすぎです…」
「いや、磨けば光るダイヤの原石だ」
つづく