Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

LOVE KAZU

「はじめてを捧げた契約結婚は、心惹かれる運命の出会いだった」試し読み②

2023.03.29 22:40

友美のアドバイス通り、私は次の日の夜、バーに向かった。なるべく、若く見えるような化粧を念入りにして、洋服は淡い色のワンピースをチョイスした。バーに入り、カウンターに座った。

あまりお酒が強くない私は、軽いお酒を頼んだ。それがかえって大誤算だった、つい多く飲むことになってしまうなんて。

周りを見渡すとカップルばかりだった。一人で飲んでいる男性なんていないじゃない。時間の経過と共に気がつけば、グラスは空になり、おかわりを繰り返していた。

 しばらくして、一人カウンターで飲んでいた男性が目に入った。その男性はずっと一人だった。横顔がめっちゃイケメン、バーテンダーと話す時の笑顔は爽やか。

ちらっと、私を見て、その時、目が合った。男性はバーテンダーに耳打ちをして、私の前にカクテルが置かれた。

「あの、私頼んでませんけど……」

「あちらのお客様からです」

バーテンダーは彼を指した。彼は私を見つめて、ニッコリ微笑んだ。なんてスマートな対応、女性の扱いに慣れている感じが伝わってきた。私は軽く会釈をした。

男性は立ち上がり私の隣に移動してきた。

「お一人ですか。もしよかったら一緒に飲みませんか」

そう言って、私の隣に座った。心臓がドキドキ言ってる。

「はい」

そう返事をしたが、何を話していいかわからない。

「このバーはいつも来てるの?」

彼が話題を振ってくれた。

「いえ、初めてです」

「そうなんだ、ここのチーズめっちゃ美味いんだよ」

私は思いっきり立ち上がり、彼に向かって言葉を発した。

「あのう、私を抱いてください」

彼はビックリした表情を見せたが、すぐにその場を和ますような言葉を言った。

「もう、酔ったの。まだ、大人の時間には間があるよ、座って」

私は周りを見回して、恥ずかしい失態を晒したことに気づいた。

「すみません、私……」

「大丈夫だよ、もう出ようか」

彼はそう言って、二人分の会計を済ませて、タクシーで彼のマンションへ向かった。

「どうぞ、座って」

彼は私を部屋へエスコートしてくれた。

「お邪魔します」

「シャワー浴びておいで」

彼は私をシャワールームへ案内して「バスタオルこれ使ってね」と言ってドアの向こうへ消えた。ぽつんと残された私は、大胆にも自分からとんでもないことを言ってしまったと後悔する。どうしよう。

とにかくシャワーを浴びて、籠の中に用意されていたバスローブに着替えた。

「シャワーありがとうございました」

「少し酔いは覚めた?」

「はい」

「じゃ、俺もシャワー浴びてくるね、先に寝ちゃ駄目だよ」

彼はそう言うとニッコリ微笑んだ。また、心臓がドキドキして鼓動が速くなるのを感じた。どうしよう、いよいよ私の初体験の夢が叶う時が来たってこと?

その時、私は大変なことに気づいてしまった。シャワーを浴びたから、いつものように洗顔してしまった。私、すっぴんだ。化粧水もお化粧道具も持ってきてない。どうしよう、私が狼狽えていると、すでに彼はシャワールームから出てきてしまった。

挙動不審な私に彼は不思議な顔をして声をかけてきた。

「どうかした?」

「えっ、あ、あのう、私、洗顔しちゃって……」

「シャワー浴びたんだから当たり前だろ?」

「だってすっぴん」

彼は私に近づき、顎をくいっと上げて、まじまじと私の顔を見つめた。嘘、まだ心の準備が出来てない。

私が狼狽えていると「大丈夫だよ、可愛い顔してる。問題なし」そう言っておでこにチュッとキスをして、ソファに押し倒された。顔が真っ赤になるのを感じた。

「あのう、初めてなんですけど……」

「えっ、俺でいいの?」

「はい」

「よく考えたか、元に戻してって言っても戻せないよ」

「大丈夫です」

「キスも初めて?」

「えっ?」

「ファーストキスは経験済みかな?」

「はい」

「そうなんだ、その彼の為に取っておかなくていいの?」

私は護のことを思い出していた。だって護は婚約者いたし、私とは遊びだったよ、そうに決まってる、なんか涙が出て頬を伝った。

彼は私の頬の涙を拭ってくれた。

「女を泣かす奴のことは忘れちゃいな」

彼は私の唇にそっとキスをした。徐々に激しくなって、彼は舌を割り入れてきた。あ〜っ、蕩けちゃう、凄く気持ちいい。彼の手が私の胸に触れた。

首筋にキスを一つ、二つ、三つと三ヶ所吸われた。チュッと強く、そして歯を立てて噛まれる。甘い吐息が漏れて、背中が仰け反った。

ソファに押し倒されて身体を重ねた。胸に触れていた彼の手が大胆に動いた。両手でバスローブの上から乳房を揉みしだいた。

「バスローブの上からでも分かるくらいに感じてるね」

そして背中に手を回しブラジャーのホックを外した。締めつけていた感覚が緩くなり、彼はバスローブとブラジャーを剥ぎ取った。

私は恥ずかしくて両手で胸を覆った。彼は私の両手を頭の上にクロスさせて、乳頭を唇で触れた。

「ああっ、いや〜」

「嫌って反応じゃないよ。こんなにも硬くなってもっとって言ってる」

 はじめてなのに、こんなにも感じて恥ずかしい。でももっと激しく触れて欲しいと願っていた。下半身がドキドキ言ってる。どうしよう、濡れてきた感覚に襲われた。

「こっちも触れて欲しいんだね」

 彼は私の太腿に触れて、ショーツの中に手を入れてきた。

「こんなにも感じてくれて嬉しいよ」

 少しずつ彼の指が私の中に入ってきた。

「痛くない?」

「はい」

「気持ちいい?」

「はい、凄く」

「じゃあ、もう少し奥まで入れるよ」

私の下半身はジンジンしてピクピクしてきた。次の瞬間はじめての感覚に襲われて、私は最高潮に達した。

「お前、可愛いな」