【参加レポ】毎週水曜日は「手作り会」開催！互人多（Friend）さん

2023.03.30 12:03

　こんにちは！ボランティア情報シェア・リポ部です！

今回は、上海で20年以上もの間活動していらっしゃるボランティアグループ

「互人多（Friend）」さんの「手作り会」を取材させていただきました。

　手作り品をイベント販売し得た収益を中心に、中国の経済的に恵まれない子供達に寄付している互人多（Friend）さん。毎週水曜日に古北エリアで行われている「手作り会」では、バザー等で販売するための商品を分担して製作していらっしゃいます。手作りする品物の企画や次に何を製作するかは、メンバーの方々のアイディアを取り入れながら、事務局メンバーの方々が決めているそうです。

　この日は互人多（Friend）さんのヒストリーについてのお話もお聞きしたので、別の記事で紹介する予定です！お楽しみに！

手作り品の企画・製作・販売、その収益で社会貢献

互人多（Friend）さんでは、1997年の設立以来、中国青少年発展基金会の実施する「希望工程」というプロジェクトを通じて、これまでに４校の学校建設の支援し、その他にも、小学校の改修や厨房の建設、教師の技能訓練や教材支援のための資金を支援しています。その支援金を集めるため、手作り品の企画・製作・販売、ワークショップやコンサートの開催など様々な活動をされていらっしゃいます。

　手作り会のグループチャット参加者は上海内外に150名以上。既に帰国された方や別の国から活動を支援している参加者もいるそうです。

古北の「蜂蜜屋」さんで委託販売しているコースター。
とても人気のある商品ですぐ完売してしまうそう。

互人多（Friend）さんの団体紹介記事はこちら！
【ボランティア団体紹介】互人多（Friend）
https://volarepo.themedia.jp/posts/40929187

「できる人が、できることを、できるときに」　

　取材させていただいた日は、数名の参加者が素敵な和柄生地で作られたコースターを製作していらっしゃいました。参加するメンバーがそれぞれ得意なことを活かして製作を分担しているとのこと。例えば、互人多（Friend）さんの人気商品「手作り石鹸」は、石鹸を作った経験があるメンバーを中心にワークショップを開催したことがきっかけで、商品化に至ったそう。

　手作り会は平日に集まっていますが、その他にも、いろいろな役割を担ってくれる人が参加されています。例えば、必要な材料を準備する人、それを型どりをして切るまでの人、縫う人、袋詰めをして値段シールを貼る人、土日のバザーをお手伝いする人、車を出してくれる人などさまざまです。「手作り会の中だけでなく、できることをできる時にやってくれる人が名乗りをあげてくれたらうれしい」とお話してくださいました。

道具もきちんとした物が使われています。受け継がれてきたものなのかな？
いいものは長く使えるもんな…なんて思いながら、写真を撮っています。

【リポ部コメントその1】
　製作された作品は、完全に手作り作品の域を超えている…
皆さんが自分達の作品に愛情、自信を持たれている様子が伝わってきました。まず、きちんと整理、大切にされている道具たち、長年使用されているものだと思いますが、とても綺麗！作業場も整えられており、手作りだとたくさんゴミが出る印象ですが、そういった様子もなく、作業から美しい印象でした。
　また作品は、どういったものが買い手に受けが良いか、価値があるか、流行っているかなど、きちんと需要について考えられているのかなと感じましたよ〜
作業する皆さん、笑顔が柔らかく、その手の美しいこと！
取材に行き、感銘を受けるばかりでした。

糸の細さわかります⁉︎ 繊細な作業が多い印象でした。

クチコミで大人気！大切な洋服をリメイク&ぬいぐるみに着せ替えた「メモリーベア」

　互人多（Friend）さんの「メモリーベア」は、洋服を小さくリメイクし、ぬいぐるみに着せた大人気商品です。見るだけで様々な記憶が蘇る、思い出がいっぱい詰まった子供の制服や洋服。子供の思い出をぬいぐるみで残せるため、自分用としてだけではなく、本帰国するお友だちへのギフトとしても大人気です。

　受注は互人多さんのWeChatのモーメンツで時期等、お知らせされているとのこと。ぬいぐるみは、互人多（Friend）さんで購入するか、持込も可能です（但し大きさは規定あり）。何と過去には、ウェディングドレスの受注もあったとか。リポ部メンバーも『大切な思い出をこんな形で残せるなんて最高！お願いしたい！』と大興奮でした。

リメイクした服を着せるぬいぐるみには、ダッフィー（持ち込み）も人気。
ステラルー(うさぎ)は細すぎるから向かないそう。

参加者層はバラエティ豊か、土日開催のバザーでは駐在男性のボランティアも

　参加者層は老若男女さまざま。手作り会は平日昼間の開催とあって、駐在妻さんたちが多い印象です。土日開催のバザーの際は、駐在男性も参加しているとのこと。今回の参加者の年齢層も様々で、手を動かしながらもお話しに花が咲いていました。

色々な柄の生地を採寸して印をつけているところ。
この生地は、手前の鍋敷きになります！

【リポ部コメントその2】
　「できる人が、できることを、できるときに」私達ボランティア情報シェアグルチャでも同じことを考えて日々活動しています。
老若男女問わず色々な所属層の方が参加していて、色々な層の方と活動できるのが楽しい♪と「手作り会」を主催する事務局の方もおっしゃっていました。
これもボランティアならではの良さですよね～！作業しながら皆さん和気あいあいと会話も楽しんでいらっしゃるのが印象的でした。

自分のスキルを活かしたい・手作りに興味がある方はぜひご連絡を

　今回の取材で印象的だったのは、「できる人が、できることを、できるときに」という言葉と、みなさんの和気あいあいとした作業の雰囲気でした。楽しい時間を過ごしながら作り上げた手作り品の数々が手に取った方々を笑顔にし、かつ、その収益が中国国内での社会貢献に繋がる…という、まさに「三方良し」を実現していらっしゃる互人多（Friend）さんの「手作り会」。会場では商品を購入することもできるので、気になる方は是非足を運んでみてくださいね。

　また、「手作り会」のメンバーだけではなく、事務局のスタッフとして運営・企画のお手伝いをしてくださる方も歓迎、とのことで、こちらも興味のある方は是非ご連絡を♪

あまりの素敵さに、我々も小物入れ、鍋つかみ、鍋敷きを購入させていただきました！
互人多（Friend）さんの活動に興味を持たれた方は、下記のWEBサイトから問い合わせしてみてくださいね。

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