え、 自分のダルマ持ってないの?群馬のどんどん焼きの異様さに気づいた件
あけましておめでとうございます、スワンです( 'ω')
今年も(出来ればもう少し頻繁に)ずるずるブログ更新してきますのでよろしくお願いします。
実を言うとわたしは群馬の出身なのですが、大学のために東京に出てきて今年で6年目。いろんな地方の方々にお会いするようになって「文化の違い」を認識することが多くなったのですが、年明けになかなかショックを受けたのでみなさんに確認したいです。
さて、それでは本題。
群馬のどんどん焼きが異様らしい
みなさんどんどん焼きってご存知でしょうか?
地方によってどんど焼きと言われたりと様々ですがお正月に行われる行事の一つで、お正月飾りや書き初め、お札なんかを燃やしながら団子を食べてその年の健康をお祈りするものです。
自分も東京に出てくるまで、例外なくどんどん焼きに毎年参加していました。
しかしつい正月明けに友人とどんどん焼きの話をしていたのですが、話せば話すほど食い違いが大きく写真を見せたら「!?」ってなったので群馬のどんどん焼きがそんなにおかしいのかなあと…
さて、その問題の光景はこちら。
ほら、普通でしょ?
って心では思ってます。ほーらほら普通じゃん!!!
毎年見てた光景!ちょっと懐かしくすらあります!!!
で、まあ単刀直入に言うと
「ダルマの数がおかしい」
って話になったわけです。どんどん焼きはお札とか、お正月飾りはよく見るけどこんな大量にダルマ集まらないでしょって。えええーってこっちの方が驚きですが私にとっては
どんどん焼き = ダルマを燃やしに行くイベント
くらいの位置付けだったので正直普通にびっくりしました。まじかよ、そんな質素なイベントだったのかよって目眩がするレベル。自分の地域でしかどんどん焼きはしたことがないですが、そんなに県民の間でも意識の差はなかった気がしているのでここにきて自分の地域性に気付かされたわけです。
そして、そもそもの話。
え、みんな自分のダルマ持ってないの?
これもなかなか私にとって衝撃的。
みなさんご存知でしょうか、実は群馬はダルマが有名です。正月明けにダルマ市というものがあって、私の地域では商店街を歩行者天国にして道いっぱいにダルマ屋さん店を出しダルマがこれでもかと陳列されてそのひとつひとつの表情を見定めながら「今年はこの子に決めた!」と1年を共に過ごすダルマちゃんを選ぶイベントです。個人的に正月の大好きなイベントで、最近だとサイズやカラーバリエーションも増えて選ぶのがとっても楽しい。そして今年は何をお願いしようかなーと悩みながらダルマに目を書いていくのです。
つまり、毎年自分のダルマを買うのが恒例行事だったわけです。
マイ箸ならぬマイダルマだったわけです。
それが地域で行われているわけですから、どんどん焼きでは人口分のダルマが出てくると言っても過言ではありません。その結果、群馬のどんどん焼きはちょっとダルマ率の高いイベントになったようです。もちろん私も例外なくどんどん焼きに毎年自分のダルマを抱えて参加してました。
ちなみにダルマは中が空洞になっているので、燃やして熱されるとすごい音で破裂します。
パァンッ!!
パパパアァンッ!!!
近くで聞くと結構びっくりする破裂音、まるでダルマの雄叫びのようです。サイズが大きいものほど音量も大きくなります。それが明け方の4時〜6時ぐらいまで響き渡りますのでなかなかのBGMです。この破裂音を聞くとどんどん焼き始まってるわ〜と駆け足で公園までいったものです( ˘ω˘ )
ついでにうちの地域では大人が小銭を火の中に投げ入れて1年の息災を祈るんですが、その小銭を拾うために子供達が小銭目当てにスコップを持って火の中に飛び込んでいくというサブイベントも発生します。正確に言うと火の周りの灰を大きなスコップですくって速攻避難し、みんなでつついて小銭を探すのですがこれがまたすっごい楽しい。
ガンガン雪の降る地方だったので外の気温はマイナスでしたが、火に近づくから暖かいどころか汗ばんでくるし(なんなら火傷する)、宝探しの感覚でお金も手に入るしで一石二鳥。それで500円玉が出てきた日にはもう走り回って一日中喜んでました。
今思うと、さすがに小銭拾いはうちの地域だけだたのかなあ…
ダルマの燃やし方も地域の個性が光る部分なのでこんなに大量に燃やす地方もあるみたいですね( 'ω')ホエー
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そんなこんなで、そんなにみんながみんなダルマは買わないらしいという個人的に衝撃的な地域性を目の当たりにしたお正月でした。
もしかしたら「和歌山ではやたらみかんが多い正月飾りが大量に燃やされる」みたいな他の地域性もあるんじゃないのかなあと妄想を膨らませておりますのでうちはこんなだよってある方は是非教えて欲しいです。
それではまた!