子ども劇場の活動に寄り道(^^♪
徳之島子ども劇場主催のトークコンサートに行ってきました♪
土曜日の夕方でしたね、噂のピアノ演奏を『聞き』に・・・。
(午前中のミッションの疲れを癒すことも兼ねてました)
んー、正確には『見に』行ったのかもしれませんね。行った人にしか分からないですよね。
ということで、行ってない人になるべく伝わるように書いてみたいと思います。
その前に、今回の催しは、徳之島 子ども劇場による鑑賞例会作品になります。
「第77回例会 智内 武雄 左手のピアニスト」
第77回!語呂が良いですねー。何か良いことありそーー。・・・ありました!
コンサート終了後に、智内さんとのツーショット!本とCDまで購入!もちろんサイン入り(^o^)
智内さん、紳士です。カッコイイ! 色白ですね。私も2週間くらい前までは色白でしたが・・・。徐々に島人になりつつあるのでしょうか(^_^;)
さて『徳之島 子ども劇場』私も初めて知ったんですが、パンフレットには、
日々の生活がちょっぴり楽しくなる
そんなきっかけがいっぱいの、子ども劇場の活動です
ちょっと寄り道してみませんか(^^♪
とありましたのでブログのタイトルも「活動に寄り道」としてみました。
詳しくは、ブログをご参照くださいー。
子ども劇場ブログ(http://tokunoshimakodomogekijyo.amamin.jp/)
ブログの冒頭には、
子宝の島の、楽しい徳之島子ども劇場の日々の活動を綴ります。
子どもは未来からの預かりもの、明るい未来のために活動しています。
とありますね。たった2行ですが、何か伝わってきますね。
今後の活動としては、ブログには無い?ようなのでパンフレットの写真を貼ってみました。ご参考まで。
個人的には、「お父さんにおススメ♪」らしい、『キナコちゃんとダンス!!』が気になる(^_^;)
演奏会終了後、会場の出口では、お菓子と小物を子どもたちが一生懸命販売してました。頑張って作ったんでしょうねー。思わず、こちらもゲット!その日の晩のおやつになりました。美味しかったですよ。
募金活動も行われてましたね。熊本被災地への義援金だったかな。私も少しだけ、チャリン。とっても遠くからだけど、なんらかの形で応援してますから。頑張って、被災地の皆さん!
子ども劇場の活動、素晴らしいですね!今後も頑張ってくださいねー。私もなるべく応援に行きます(^o^)
さて、ここから、いよいよトークコンサートの様子を詳細にお伝えしますね。
いつものように、長文です。お時間のある時にどうぞ。
あいにくの雨模様。気にせず役場の前からてくてく会場を目指します。
毎回思いますが歩くには微妙な距離ですね。運動、運動。
程よく汗をかいて、会場に到着。
子ども劇場というだけあって、子どもたちが受付のお仕事がんばってます。
2列での受付。「こっち空いてますよー、どうぞー!」
どっちの列に行こうか悩むー。子どもたちの受付って、和みますね〜。
さて、会場入り。
すでにグランドピアノが設置されてますね。ビデオカメラも設置されてます。
カメラがこっち向いてますね、会場の様子でも撮るのでしょうか?
しかし、子どもが多いですねー。家族連れも。子ども劇場主催だからかな?
もしかして私は場違い?? ま、いっかー。
このエピソードは、書くかどうか迷いましたが、もし気分を害された方がいらっしゃればごめんなさい。
近くの子どもがお母さんに質問・・・
「左手のピアニストだから、右手ってどうなってるのかなぁ?」
お母さんは、少し考えて、
「ちょうど右半身がこっちを向いているので、右手の様子は見えるよ、きっと。」
参加した方は、『左手のピアニスト』という題目から、やはり「体が不自由な方ががんばってピアノを弾いてくださる。きっと感動するはず!」と思ってしまうみたい。
この後、智内さんが、良い意味で、その期待を裏切ってくださいましたね。
時間がきました!智内さん登場!!
会場内が、なんだかザワつきます。
なぜかというと、智内さん、登場して『右手で』マイクを持って挨拶を始められたのです。
そうです。智内さん、ご病気になられて、右手でピアノを演奏できないのですが、日常生活には支障がないところまで右手は回復されていたのです。
挨拶の中で智内さんが会場に用意されたピアノのことに触れます。
ピアノって10台あったら10台とも個性がある。
ここのピアノはコンディションが良く、エネルギッシュで表現力がいい!
ですって、家電量販店で並んでるピアノもどき?をジャジャジャジャ—ーン!って弾
いたことしかない私には到底理解できない・・・はず。
そして、その現地に用意されたピアノのコンディションにあわせて予め用意した演目を変更することもあるっていうからスゴイですよね。今回も少し演目を変更されましたが、内容を忘れちゃいました・・。メモは取ったんですが、読めない・・・誰かよかったら教えてください(^_^;)
<追記>バッハの『シャコンヌ』じゃなかったっけ?と天の声が~
左手だけで弾く曲は、なんと300年前にはあったんですって。『バッハ』なんか聞いたことないですか?
100年前にはピアニストも戦場に送り込まれることもあり、戦争で右手を失ったピアニストが左手だけで弾ける曲を数千曲も残したそうです。
でも、この数千の曲は、ある意味、凄腕のピアニストが作曲しているため、かなりの上級者向けだったそうで、初級・中級者には難しかったそうです。そのうち、弾かれなくなり、埋もれていったそうです・・。
智内さんは、ご自身が病気で右手で弾けなくなった時に、ある楽曲に出会い、左手で弾く曲に魅力を感じ、それを伝えたいという想いが強くなり、左手のピアニストとしての活動を始めることになったそうです。
その曲というのが、最後の曲目となっていた『スクリャービン「前奏曲と夜想曲」』だそうです。
智内さんは、上述の『うもれた曲』を探し復活させる活動を行いつつ、入門者(幼い子どもや、自
分の演奏を聞いてピアノを始めた方など)でも弾ける楽曲作りも実施されてます。
例えば、「さくら」「うさぎ」など、今回、弾いてくださいました。これなら私も弾けるかも(^o^)
なんとなく、智内さんのこと分かってきましたか??
いよいよ前半のコンサートが始まりました。
実は上述のビデオカメラ、智内さんの演奏を撮影して、舞台後ろのスクリーンに投影するためのものだったんですね。その理由はすぐにわかりました。
投影された映像、、、、それだけを見ると超早送りされている映像にしか見えない、、、。
これは凄い!スーパースローで見ないとよくわからないくらい速い。
しかも左手だけで、ずらーっと並ぶ鍵盤を、左端から右端まで全部使ってます・・。
5本の指それぞれが『バラバラに』時には『一斉に』鍵盤を叩きます。時には『ゆっくり』時には『超高速』で。指の動きも速いですが、左へ右へと動く手首・腕も速過ぎる。
時より鍵盤を強く叩いた左手が頭よりも上にスーーっと上がります。力強い打音の後に続く余韻が心に響きます・・・。そして頭上の左手が、再び高速で鍵盤の上を縦横無尽に走り回ります。
音に集中してみようと目を閉じてみます。左手だけで弾かれていることすら忘れてしまいます。
<息抜き>昔、ファミコンが流行った時、高橋名人の連打ってありましたよね。例えが悪いですが、5本の指全てが鍵盤上で高橋名人ばりの連打を放ち、それが左右に動き、たまに上空に舞い上がる・・。高橋名人もビックリポン・・・。やはり例えが悪いですね。いやいや高橋名人が悪いわけでは無いですよ。当時みんな崇拝してましたからね。失礼しました(^_^;)
気を取り直して、続けます。
智内さんがすごいのは演奏だけではありませんでしたね。随所にお客様への優しい心配りがなされてましたね。
コンサートの最初の方は、比較的短い曲が何曲か続きました。その後に13分という長い曲が演奏されました。実は意味があったんです。
13分って意外と長くて、いきなりこれを聞くと疲れたり・飽きたりしてしまうんですって。そうならないように、短い曲を何曲か聞いてもらって、慣れてもらう・心の準備をしてもらうんですって。奥が深いですね。
その他、智内さんが素敵な方であることは、子ども劇場のブログにある以下の記事からも伝わってきますね。
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【引用】子ども劇場ブログ(http://tokunoshimakodomogekijyo.amamin.jp/)
左手のピアニスト、智内威雄さんが徳之島に来島されました。
ピアニストと聞くととても厳格な人柄を想像していたのですが、実際には気さくな方でした。
智内さんはとても博識で懇親会では夜遅くまで話が尽きないほどでした。
コンサート中にこどもが走り回るハプニングがありましたが、智内さんは「こどもは走り回っていても耳で聞いているから大丈夫」と広い心でこどもたちのことを受け入れておられました。
また、この徳之島で左手のピアニスト智内威雄さんのコンサートを開ける日が来るのを楽しみにしています。
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本当にその通りですね。
さて、後半は、朗読コンサートでしたね。
谷川俊太郎さんの「生きる」を子どもたち5人が順番に朗読し、智内さんがBGM的に心地よい曲を弾かれていましたね。
子どもたちも堂々とステージに上がり、大人顔負けの貫禄でゆっくりと深く詩を朗読していきます。いい感じでしたねー。
子どもたちは3回練習して、4回目が本番。本番が一番良かったそうです。智内さんにも褒められてましたねー。良かった(^o^)
その後、震災の記憶を忘れてはならないと作られた楽曲などが披露され、コンサートは終わりました。
冒頭にも紹介しましたが、智内さん、以下の活動をされています。
1)埋もれてしまった歴史的名曲の録音・映像の作品化
2)中級・上級者のための新曲・編曲など、委嘱作品を含む楽曲楽譜の作成
あまり自分のことを多く語らないそうですが、本とCDを販売されており、売り上げを活動資金にあてていらっしゃるとのことです。
興味がある方は是非手にとって、見て、そして、聞いてみてください。
智内さんの公式サイト(tchinai.com)
ただ、あの手の動きを見れるのはコンサートだけかもですね。機会があればコンサートにも足を運んでみてはいかがでしょうか?
でも、なかなか行けないですよね。そんな方のために以下にたくさん動画が用意されてまーす。
左手のアーカイブ(www.lefthandpianomusic.jp)
頑張って!左手のピアニスト、智内さん!!