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みらい創り日記

チャレンジ世代のワークショップ第2回レポート/<徳之島>島の未来づくりワークショップ

2016.10.02 21:00

島の未来づくりワークショップの状況をレポートします!

9/29に樟南第二高校商業科1年の学生を対象に、そして10/2にはチャレンジ世代を対象に2回目のワークショップを実施しました。

樟南第二高校の学生は1年生でしたが、起業化マインドが高いなぁと感じる場面も多々ありました。新聞記者や校長先生・教頭先生もお見えになったので、多少緊張しながらも一生懸命頑張っている姿が印象的でした。

チャレンジ世代の2回目のワークショップでは、初回より人数が減りましたが、UIターン者が島人・よそ者の両方の目線で「理想の島像」を見出すために熱く語り合いました。

また、伊仙町や天城町からも参加いただきました。せっかくの休日なのに遠くからのご参加ありがとうございました。

今回参加できなかった方のためにも、今回のワークショップについても詳しくレポートします。ご参照いただき、3回目のワークショップへ是非参加してください!

・次回(第三回)は、11/13(日)14:00~16:00 生涯学習センター3階 工作室 で開催します。

・地域資源の強みや理想の島像をまとめた後、その実現のために必要な事業・企画を検討し、事業化に向けた検討を行います。

※興味あるけど「自分の意見を人前で言うのが苦手」、「写真に写りたくない」など参加する上で何かしら問題あるようでしたら教えてください。うまく私がフォローしますので!



さて、ここからはチャレンジ世代の2回目のワークショップについて少し詳しくレポート致します。

※今回、私も議論に参加したので、写真撮り損ねました(^_^;) 文字ばかりでごめんなさい。

2回目となる今回は、

島が将来どんな状態になってほしいか(理想の島像)を、人、モノ、風景、暮らしなどの要素に分解し、具体的に書き出し、みんなの共通項を探り、テーブルで一つの理想像にまとめる

という目的で実施しました。

1)役場職員よりご挨拶

2)講師より今回のワークショップの流れを簡単にご説明

3)他地域における成功事例を動画で確認します

4)各人で「島の強み」「島の弱み」を付箋紙に書き出していきます

→皆さん、どんどん書き出します

5)順番に自分が書いた付箋紙を模造紙に貼り、簡単に解説します

→1枚、1枚に想いが詰まってます 熱い!

6)模造紙上に張り巡らされた無数の付箋紙をグルーピングしていきます

→結果的に、次のようにまとめられました。

【独自のコンテンツ】


 <島の強み>


 ・島唄、島口


 ・闘牛文化


 ・”お祝い”の習慣


 ・30歳成人式など緩やかなつながり


 ・伝統行事が残っている


 ・奄美でもない、沖縄でもない


 <島の弱み>


 ・選挙の加熱化


 ・ギャンブル


【結・コミュニティ】


 <島の強み>


 ・皆が知り合い(子供〜高齢者)/親戚が多い


 ・同級生の仲が良い


 ・Iターン者に優しい


 ・結の精神/結の心/協力なコミュニティー/強い郷土心



 <島の弱み>


 ・コミュニティーが狭い



 ・繋がりが深いからこそ伝えにくい


 ・一つの言葉ですぐに噂に


 ・爆サイ(匿名書き込みサイトの徳之島版)


 ・馴れ合い体質


【ブランディング・IT活用】


 <島の強み>


 ・情報発信が少ないのも魅力(だから来る観光客も)


 ・Googleマップにも載っていない発見がある


 <島の弱み>


 ・移住支援が少ない(十分ではない)


 ・ICTへの取り組みについての意識欠如



 ・観光地までのルートがわかりにくい


【ポテンシャル】


 <島の強み>


 ・素材が多い/伸び代が多い


 ・全国唯一の離島私立高校がある


 ・”何もない”からの魅力発見/何もない事自体/人混みがない


 ・象徴的な熱が生まれる島


 ・”日本一”が沢山ある(出生率や最高齢etc)


 ・「眠れる獅子」が多い


 ・頑張ろうとしている若者たち


 ・「学問ど学問ど(何を置いても学問こそ大事)」の精神があった


 <島の弱み>


 ・知名度が低い/PR力が弱い/情報発信が少ない


 ・既得権意識が強い


 ・変化への適応力が弱い/思考停止


 ・出る杭が打たれやすい(若者を応援できない)


 ・奄美でもない、沖縄でもない


 ・ある意味で恵まれている(耕地など)


 ・漠然とした劣等感


 ・大和にいる同級生が持つ島への負のイメージ




【モラル】


 <島の強み>


 ・


 <島の弱み>


 ・モラルが低い



 ・ゴミのポイ捨て


 ・危機感の無さ


 ・路上駐車


 ・マナー遵守



【交通・アクセス】


 <島の強み>


 ・


 <島の弱み>


 ・旅費が高額



 ・主要な経済圏から遠い


 ・不便



【行政】


 <島の強み>


 ・3町が競い合うことができる


 <島の弱み>


 ・島単位の取り組みが難しい



7)グルーピングされた島の強み・弱みを眺めながら、島の将来像を付箋紙に書き出していきます

8)各自、解説しながら1枚ずつ付箋紙を模造紙に貼っていきます。

→出てきた意見は次のとおりです。

 ・自然(豊かな)は残したい/自然を感じられる島


 ・島民の(モラル)意識を変えたい


 ・島を想う来島客を増やしたい


 ・待機児童のゼロ化(高齢者の参画)


 ・人材育成日本一の島/大人も勉強できる環境


 ・顔(人)が見える観光マップ・コンテンツ


 ・徳之島を選んでもらえるための島力


 ・島内活性化(外から人を呼ぶ前に)/まずは集落毎に競争・共創(集落→町→島→外へ)


 ・島全体で協力し合える(PR)


 ・島・群島独自の共創デジタル圏


 ・様々なモデル特区・モデルアイランド


 ・シェアコミュニティーのモデルアイランド


 ・インキュベーションアイランド


 ・UIターン者が望む受け皿


 ・UIターン者と地元民で作るクリエイティブアイランド


 ・中産・富裕層が好むアイランド


 ・伝統文化(島口、島唄、闘牛、etc)/伝統・文化を大切に


 ・受け継ぐ島


 ・情報発信(島のイイトコロ・世界遺産etc)


 ・”得”之島


 ・人のつながり/結びの島


 ・日本一 子育てし易い島


 ・独自のコンテンツを戦略化できる島


 ・仕事を増やせたらイイなぁ〜


 ・住み易い、住みたくなる家づくり(古民家)


 ・若者が夢を持てる島


 ・安心して暮らせる島


 ・”何もない”魅力を知ってもらう


 ・眠れる獅子から起き上がる獅子へ


 

今回のワークショップはこれらの意見を出しきったところで終了!

様々な視点での意見が出来てきました。

さ、次回は、これらの意見を踏まえ、理想の島像を実現するために必要な事業・企画を検討し、事業化に向けた検討を行っていきます。アイデアを出すだけで終わらないためのワークショップになります。

具体的には、以下を実施します。

1)今回書き出した「理想の島像」と「島の強み」を踏まえて、「島の強み」を活かして「理想の島像」を実現するために必要となる「事業」や「企画」を書き出します。

→マンダラチャートの作成

2)書き出されたものの中から一つの「事業」あるいは「企画」を選び、それを実現するための5W1H(whyなぜ?/what何?誰に?/who誰が?/whenいつ?/whereどこで?/howどのように?)を書き出します。

 

 

 

さぁ、この取り組みで、どんな事業・企画が飛び出すんでしょうか?

そしてどこまで具体化できるのでしょうか?

今からワクワクします。

それでは、当日、たくさんの方と熱く語り合えるのを楽しみにしています。

最後までお読みくださり、おぼらだれん!