フランス
エッフェル塔
パリ
フランス革命100周年を記念し、1889年にパリで開催された万国博覧会のためのモニュメント。鉄橋などの技師であるエッフェルが設計した。1930年にニューヨークのクライスラー・ビルディングが完成するまでは世界一高い建造物であった。
エトワール凱旋門
パリ
ナポレオンの戦勝を記念して19世紀前半に建てられた建造物。高さは約50mに及ぶ。シャルル・ド・ゴール広場に立ち、パリを象徴する建物の1つとなっている。ミニチュアでは柱に設けられたレリーフやアーチなども再現。
ノートルダム大聖堂
パリ
12世紀半ばに建設された初期ゴシックの大聖堂。どっしりとした重量感のある双塔をもつ西側正面のファサードが見所。直径約13mのバラ窓や細い列柱の繊細な仕上げも含めて、再現度の高いミニチュアである。
オペラ座
パリ
19世紀に建てられたネオバロックの歌劇場。ミニチュアでは、屋根に設けられた金色の彫像や足元の植栽などが細かく表現されている。
コンコルド広場のオベリスク
パリ
「クレオパトラの針」の名で親しまれるコンコルド広場内のオブジェ。ルクソール神殿内にあった2対4本のオベリスクのうちの1本で、19世紀にパリへ移送された。他2本も同様にロンドン、ニューヨークへ移築されている。
メトロ入口
パリ
パリ・メトロ開通とともに建設されたアール・ヌーヴォー様式のゲート。屋根と壁と手摺の3要素を交換可能にし、その組み合わせで多数のバリエーションを生み出した。プレファブ化した鋳鉄とガラスを用いて、大量生産が実現した。
サン・ベネゼ橋
アヴィニョン
12世紀に建造されたローヌ川にかかる石造のアーチ橋。商人や巡礼者の往来で賑わっていたが、十字軍の進軍や洪水によって幾度も崩壊した。修復困難により再建は放棄され、川の半ばで途切れている。ミニチュアでも現存部分のみ再現された。
住居
アヴィニョン
「ボリー」と呼ばれる石積み住居で、この地域で産出される石灰岩を建築材料としている。外壁にはブロック状の大きな石が用いられているのに対し、屋根は薄い石板を慎重に積み上げて造られている。
モン・サン・ミシェル
ノルマンディ
湾岸から5kmの海上の岩山に立つ修道院。10世紀末から数世紀にわたって建設されたため、内部にはロマネスクやゴシック等のさまざまな様式が混在。普段は橋で内陸と結ばれているが、満潮時に高さ約80mの孤島と化す姿は印象的である。
コロシアム
アルル
2層のアーチが連続するローマ時代の円形闘技場。約2万人を収容できる闘技場として造られたが、中世初期に要塞として転用された。保存状態が良いため、現在は闘牛の闘技場として利用されている。