パワハラ予防策は実施するだけでも、ダメージコントロールに。
さてこれまでヒトフレでも「人事の代わりにググりました「パワハラの境界」編」など、パワハラ関連の記事を何度かアップしてきましたが、昨今の様々な報道などでパワハラに関する話題やニュースを目にする機会が増えつつあるように思います。同時に社会の目や一般的な基準も、より厳しくなりつつありる今、「パワハラ問題」はあらゆる企業にとって他人事ではなく、いつ起こるか分からない潜在的なリスクになりつつあると言えます。
その中で、人事の方ができることは、「ウチは大丈夫でしょ」と思うのではなく目に見える形でパワハラの予防策などを実施すること。それによって予防に効果があることはもちろん、万が一、「パワハラ問題」が表面化した際にもある種のダメージコントロールになることは間違いありません。
ということで、パワハラの予防策について人事の代わりに調べてみました。
■厚生労働省 あかるい職場応援団
以前も紹介したことある厚生労働省が運営しているパワハラ対策のためのサイト。パワハラの基準や対策の事例などの情報が網羅的に掲載されています。対策としては以下のようなコンテンツがあります。
・パワハラ対策7つのメニュー
・他の企業はどうしてる?
■人事院 パワー・ハラスメント防止 ガイドブック
人事院が作成したパワハラ防止のためのガイドブックです。
■法務省 企業における人権・研修シリーズ パワーハラスメント
こちらは法務省が作成した資料。法務省なので「人権」という切り口からまとめられています。わりと読みやすく見やすい資料になっています。
■日本の人事部 職場の「ハラスメント」(パワハラ・モラハラ)の予防・対処法
こちらはパワハラとモラハラの定義と、起こった時の対処方法、予防策についてまとめられている記事です。
■NIKKEI STYLE 増える職場のパワハラ相談 企業の対策は
外部に委託するなど、実際の企業の取り組みについて伝えられている記事です。
と紹介してきましたが、対策についてはほとんどが同じですね。「トップの意識改革」「相談窓口の設置」「現状の調査」「研修や啓発」などに絞られていました。
逆にいえば、これだけでもできていれば一定以上の対策は行っているということになると思うので、事が起こる前にでも実施してみるのがおすすめです。