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サロンマーケター岩田のキャリア&マーケBlog

メディアリテラシーとは

2015.04.28 20:59

リテラシーとは、もともと英語では『読み書きができる、教養のある』といったような意味ですが、
最近よく見かけるようになったこの〝リテラシー〟という言葉のの意味は殆どの場合
活用能力』の事を指します。




そして今回のメディアリテラシー、すなわち『情報媒体の活用能力』とでも言いましょうか。
これを岩田的理屈で説明したいと思います。




ここ数年のスマホ+SNS普及によって、インターネットでの情報検索がとてつもなく簡単になりました。

わからない、知らない事があればすぐGoogleさんやYahooさんのお世話になり、
ニュースやトレンドなどもTVに代わってスマホやタブレットで情報を得る事が非常に多くなりました。

さらにツイッターやFB、インスタ等のSNS媒体では、
身近な友達はもちろん、あった事のない友達や知り合い、企業やお店までもが簡単に情報発信をする。

そしてこのようなブログ。
自分のホームページを持たなくても、考えや発想をどんどん世界へ発信するものすごいシステムが、
今は当たり前のように存在しています。


皆さんが普段どのような情報を、どんな媒体で受け取っているかは様々だと思いますが

これだけ情報過多な時代
簡単に知りたい情報がすぐ手に入るこの時代

非常に便利なのですが、
それと同時に多くの人々がある事に気づき始めています。



『情報の真偽は決して確かではない』ということを。

もっと言えば、
『情報の真偽を確かめる術がない』ということを。





信頼できる、面識のある人が発する情報ならまだ良いとしても、

世の中に溢れるほとんどの情報は、それが本当に正しい情報か、間違った情報なのかは不確かです。






情報というものは、他者に発信する時点ですでに〝発信する人〟の主観が入ります
このブログだってそうです。
岩田の主観が多少なりとも入ってしまっています。
(それが良いとか悪いとかではないですが)
まず、その情報を物事の全てだという思い込みを捨てるということ




一例として、
あるサバンナの動物を描いたドキュメンタリー番組があるとします
お腹を空かせた子ライオンを優しくなめる母ライオン。


母ライオンは、愛する我が子のために狩りに出かけます。
必死で仕留めた獲物を、我が子にやっと食べさせることができる。
愛情深いライオンのストーリー。


しかし一方で狙われた獲物側の視点で描かれたドキュメンタリー番組があるとします。


広大なサバンナで、信頼できる群れの中で生活するジャッカル。

そこに突如現れたライオン。

必死で逃げ回るも、健闘むなしく殺されてしまったジャッカルの子供。

愛する我が子を襲われた母ジャッカルの視点で見れば、ライオンは悪そのものに見えます。







このように、
番組を作る側の意図の変化で、こうも受け取る側の感じ方が違ってくるのです。



要は、
情報というものは必ず発信する側の意図が含まれているのです


ある国で『反日』を掲げる過激なデモ集団を映したニュース番組。
しかし決して、日本に友好的な国民がたくさんいる事は報道しません。
あたかも国民全体が、反日を掲げる思想をもっているかのような〝イメージ〟が、完全に日本のメディアによって植え付けられている。



よく子供の頃、欲しいものがあると親に言いましたよね。

みんな持ってる』と。

みんなって誰やねん!
何人やねん!と言われませんでしたか?

それと一緒なのです。




〝ありのまま〟を主張する情報でさえ、
ありのままを情報開示して信頼を演出しようとする意図が存在するのです。

それに含まれる本質や目的などは決して発信されません


だからこそ私たちは、
情報(メディア)というものの理解の仕方に工夫(リテラシー)が必要なのです。


『全てを疑え』というわけではありませんが、
リテラシーを鍛えることは
〝情報を的確に自分の知識(考え)として得る〟ための力になります。


その為には、
『物事の本質を見ようとする視点』が常に必要で、
それに伴う新たな情報収集も絶対に必要!

そうすれば、
全ての、ありとあらゆる情報から、本当にたくさんの有益な知識を吸収できる体質へと変化できるのです。


情報発信が容易く、誰にでも、簡単にできるいま、本当に私たちの成長に必要なものはこの〝メディアリテラシー〟だと僕は思います。



人間は自分に都合のいいものを信じようとし、都合のわるいものは信じようとしません。


一つの情報に惑わされず、ブレない自分を確立しましょう。