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マヤ

『W旦那+(プラス)』 the "no" phase② 三代目妄想劇場ショートストーリー

2018.05.24 04:10

「さてと…」




隆臣は健二郎に背を向けて「ブーブー🚙」言ってオモチャで遊んでいる。




健二郎は隆臣の目の前に胡座をくんで座った。




「たっくん、おやつですよ🎵」




ぶんぶんと首を横に振る。




「いらんの?」




「やない😡」




「……」




「ブーブー🚙」




手にした車のオモチャを動かして、邪魔と言わんばかりに健二郎の足に当ててくる。




「…おれ邪魔か?」




隆臣は何も答えずそのまま「ブーブー」言いながら、健二郎の太ももの上にオモチャを走らせた。




「よいちょ」




健二郎の膝に手をついて立ち上がり、頭のてっぺんでオモチャを止めた。





健二郎がオモチャを落とさないようにじっとしているのを見て、隆臣は口に手を当ててぷぷっと笑った。





「遊んで欲しいのは間違いなさそうやけど…」




健二郎は動かない。




隆臣はジーっと健二郎を見ている。




「このままキープしとけってか?」




「そーなの?」




「…あかん、会話になってないな💧」




「たっくん、健ちゃんのこと嫌いになったんか?」




隆臣はぶんぶんと首を横に振る。




「健ちゃんのこと好きな人、はーいして!」




「やん😡」




「……アカンか?」




「公園行く人!!!手を上げてっ!」




「はぁーい🎵」




「うし🎵んじゃ、おやつも持っていって外で食べよっか?」




「けんちゃんも?」




「健ちゃんもおやつ持っていくよ」




「しゅっぱつ…」




「進行や🎵」




健二郎は頭を振ってオモチャをキャッチし、隆臣の頭を撫でて立ち上がった。




おやつとジュースを保冷バッグに入れ、

虫取り網と砂遊び用の小さなバケツとスコップを持ち、




虫取りかごを斜め掛けにして、準備は整った。




(手をつなご…って言うたら「いや」って返すやろな…多分)




保冷バッグとスコップ入りのミニバケツを片手に持ち、わざともう一方の手をフリーにして健二郎が言った。




「健ちゃん荷物いっぱい持ってるから、お手てつながれへんな」




「たっくん、ごめんな」




すると隆臣は「いやん」と言って、健二郎の空いてる手を持ってしっかり握ってきた。




健二郎はトレードマークの笑顔を隆臣に向けた。




「ほな、行こか🎵」





つづく