緊急整備と通常整備の違いって!?
バイクの整備には大きく分けて2つの整備があります。通常整備と緊急整備。この2つをうまくコントロールしないと、サービススタッフが混乱と返却の段取りが狂う訳で。最近やっと大きな混乱を起こさずなんとか対応ができるようになってきました。バイク乗りのお客さんには通常整備と緊急整備の違いが分かりにくいと思いますのでボクが思う2つの整備の分け方をブログに書いてみました。
こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、代表の今西です。
整備を大きく分けると通常整備と緊急整備の二つにわけることができます。
ボクが思う通常整備とは・・・
オイル交換や定期点検、タイヤ交換などある程度すぐに(今から)直さなくてはいけないというレベルの整備、軽く点検して、あっ!この部品変えた方がいいと思うから、今日は預かるね!というのもボクの中では通常整備の分類です。
(左のZZR1400は通常整備、右のバルカンは緊急整備。多分見た目やお客さんが見てもその違いは分からないと思います)
緊急整備とは・・・
現状走行に問題が起きた場合、しかし、すぐに復帰してツーリングを再開したり応急処置によってバイクが走ることができるようにする整備。又は業務に使用しているバイクですぐに復帰しないと業務に支障をきたす場合。
じゃあ緊急整備ってどんなことが起きた時に緊急整備としているかというと、
ツーリング中にバイクがパンクして引揚げやすぐに復帰させなくてはいけない時
(簡単に言うとツーリング途中でたまたまお店の近くでトラブった時、家に帰るためにすぐに直す)
転倒や経年劣化による突然部品の故障のアクシデントにより、部品交換が必要となった時
(なんとか部品を調達したりして応急で修理したりします。部品調達が一番難しい)
緊急性が高く、整備に時間やスタッフがとられてしまう場合、一部の通常整備の入庫を制限する時がある。日を改めて変更してもらい通常整備を後日にしてもらう時がある。
なんとなく分かるかな??まぁとりあえずバイクがすぐにでも直らないとかなり困る状況の場合、緊急整備として実は通常整備を一部止めて修理をしていきます。ここで問題となってくるのが止めてしまった通常整備なんですよね。
要はこの通常整備が止まってしまうと、バイクの返却予定日に支障をきたす場合があります。そこでうちのお店では、いかにこの通常整備の入庫台数をギリギリの判断で入庫して整備していくかが、どこでもそうだと思いますが難しいところなんです。もし通常整備をパンパンに預かり整備をしていくと、緊急整備が入った時に整備が遅延したり・・・多すぎる整備台数はどうしても気が焦ってしまってトラブルの元を引き起こしてしまう場合があるんです。
数年前まで実はこの、通常整備と緊急整備の段取りがすごく難しく整備完成の遅延をよくだしていました。最近やっと少しその段取りができるようになってきたかな・・・20年近くバイク屋してやっと・・・遅!!!!!!!!!
ただ、バイク乗りのお客さんが緊急整備と思っても通常整備と判断する場合があります。例えばこんな例(近所に住んでいてしかもよく店に来店している子)
「明日、ツーリングなんですよ!!!なんとかしてください!!」
「はい!無理!!」
「え!!!!緊急整備じゃん!!!なんとかしろー!!!」
「知るか!!!」 (←ここは心の声です。たまに漏れますが)
なぜこれは無理かというと、このバイク前から整備分かっていたんですよね。けどずっとその整備を放置していきなり整備を!!と言われるとね・・・その場で修理で直る事案ならなんとかする場合もあるんですが、始めから部品交換ってわかっていたじゃん!!!という場合。
だってこれはダメじゃんとね(笑)大方ツーリングの予定が決まっていたり時間があったならきちんと準備をしておこうね!!というのがボクが思う整備なんです。
突発的にバイク乗り自身のせいじゃなく、過失(自分の意思じゃない場合の意味ね)の場合はね緊急整備。故意(この場合上の事案みたいに分かっていて急な整備依頼)の場合はボクはきっぱり断ります。だってバイクが止まるというのは、ツーリング仲間にも迷惑がかかる訳じゃん!ということは迷惑が掛からないように万全の体制を整えておくのも、バイク乗りのお決まりだと思います。
それにしても今回の緊急整備・・・。段取りが狂いすぎた・・・久しぶりにちょっとだけまずいなぁ・・・と思いながら呑気にブログをアップしている、サービススタッフが目を三角にしている平日の午後~♪
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