チカぷの一日一楽

逮捕、そして判決へ… #多頭飼育 #虐待 #大垣市

2018.05.24 06:23

4月、岐阜県大垣市で起きた、無責任な飼い主が引き起こした残酷な事件をニュースで知った際にブログに書かせていただきました。



再度、上に貼らせていただきました。上のリンク先から皆さまにご覧になっていただけると経緯が伝わるのではと思いますが、今日あらたにYahoo!ニュース記事が上がってきました、多くの皆様にブログを読んでいただき知っていただけたので、今日も先ずはニュース記事からコピペで内容をお知らせしたいと思います。


誤った飼育遅すぎた後悔 
劣悪環境で犬虐待の男初公判

「何でこんなことをしてしまったのか」岐阜県大垣市の家屋で犬に餌や水を与えず、不衛生な環境で飼う虐待をしたとして、動物愛護法違反の罪に問われた住居不定、無職、大岡茂被告(69)の初公判が23日、大垣簡裁であった。


わが子のように愛していた犬を全て失うことになった大岡被告は、誤った飼育方法に自責の念を募らせた。


最後に餌を与えたのは1月初旬。

約10日分の餌と水を与え、2月15日に県警が立ち入るまでの間、何の世話もしなかった。


確認されていた約30匹の犬のほとんどは骨で見つかり、生きていた2匹も衰弱し、劣悪な飼育環境がたたり病気にかかっていた。


被告人質問で大岡被告は「(餌を与えるために)帰ろうとしたが、ずるずると...。結果的に時間がたってしまい、このような結果になってしまった」と話した。


犬の鳴き声が近所の迷惑になると思い、足が遠のいたという。「(床にたまったふん尿は)5、6年くらい掃除していなかった」と説明した。


捨て犬をかわいそうと思い、連れ帰るようになったのは35年ほど前。

自宅を犬の寝床にして自身が車上生活になっても飼ったが、鳴き声やふん尿の臭いなどで近所に迷惑もかけた。


最終陳述で大岡被告は「動物は本当に大好き。かわいそうなことをして大変申し訳ない」と声を詰まらせた。


公判では検察側が罰金10万円を求刑し、弁護側は「悪意はなかった」と訴え即日結審した。判決は6月6日。

岐阜新聞⇒ http://bit.ly/2GJe8ar


飼い犬を不衛生な環境で虐待したとして、岐阜県警大垣署は11日、動物愛護法違反と県動物愛護条例違反の疑いで、住居不定、アルバイト大岡茂容疑者(68)を逮捕。されたはず。

2頭に対する虐待だけではなく、既に骨となって発見され命は虐待による死亡しているのです。


いずれも幸せに暮らす価値のある命。

30頭以上もの命が

罰金10万円の求刑でしょうか。

悪意はなかったと主張する弁護士さん

本当にそうなのでしょうか。


悪意とはなんでしょうか。

私には、悪意があったと言わなくても、悪意がなかったとも言えないと思ってます。それは「故意」なんです。自らの判断、意識で行ったことだからです。


▼ 責任の在り方と問い方

この、大岡茂被告だけじゃない。

私だって、誰だってそうです。

飼い主となると選んだ時から、

飼い主となったときから、

選んで迎えた命のすべての責任を背負うのです。


今さらになって後悔しても遅いんです。それが命の重さ、尊さなのですから。


動物愛護法にもある飼い主の責任。

最後まで、この責任を果たさせるべきが、この、大岡茂被告への本当に必要とする「判決」であるのだと思います。私はこれでしかないと思っています。


罪は罪です。しかし、命に対する対価のような罪を背負わせるとか償うというより、少し違う見方で感じて考えてみたとき、今までと違うこうした考えに至りました。


厳罰、実刑を求めずにはいられない。

罰金であれ、金額さえ少なすぎる。

これは、命に対してと見るなら侮辱に値するとさえ思えてしまいました。

悪意の有無に対してだって、そこに至るまでに、命を奪うことになるまでに、保健所からの適切な指導もあったのなら救済を求めることができたのですから、それらに従わなかったのも、彼自身がが選択し、招いたことです。


助けるべき立場である法律と行政。

助けられるべき立場であったはずの犬たちのことを思うと……

助け出せたはずのチャンスはあったはず…… やはり遣る瀬ない思い。

許せるはずもない。

このように簡単に判決を下されるべきではない、そうじゃないのでしょうか。


決して、ギャンギャンと感情的に言ってるわけでもなく、厳しいことばかりを言うつもりはないんです。

温情だって必要であるとも思う。

けれど、この場に温情が必要かどうかではないかと考えました。

被告は、当初から「閉じ込めていたわけでない」とか、一部の容疑を否認したりとズルさだって垣間見れていたじゃないですか。


▼ 6月6日の判決

とはいえ、何を書いても言っても私なんかの考えが正しいとは思ってないし、個人の意見にすぎません。

分かってます。また判決にガッカリすることになるのかもしれない。

けど、向き合っていく覚悟です。

飼い主であることは

こんなもんじゃないから。

大きな責任と覚悟をもっているから。

ガッカリくらいで潰えてしまいません。皆さんもきっとそうでしょう? 


▼ 適正飼育の指導と啓発活動

指導していても

守られない。

指導を繰り返しても

改善されない。

ここにも大きな問題があるはずです。

この場合の一歩先を「先」を急いでほしい。


それは、昔と今では動物愛護の世界は大きく違うからです。今の行政の対応や保健所のこのような役割では残念ながら救えない、とさえ言えると思います。


実際に呑気な事が言えない事態であるのにもかかわらず、決められたマニュアル通りだからと何度も何度も立ち入り調査をしてくださったり、足を運んでいただけても指導されても、救えないことが続いています。

この繰り返しです。

この繰り返しなんかでは、命は救えないのだから…… その例がこのニュースにも色濃く見えているはず。

必要なのは、その先のこと。

その先にあるのだと思います。

これだけ全国で相次ぐ犠牲にあう動物、動物愛護法では守られていない。


▼ 保健所による飼育の指導

これを受けて改善されるか(改善で解決できる問題なのか)、保健所側も厳しく期日を設定し、それまでに適切な管理や適正飼育への改善がされない場合には、強い態度で「動物愛護法の違反」として犬たちの安全と命を第一に保護(救出)に務めてくださることが最善であると思うとともに願っています。

こんなことが相次いではいけない。

指導などと悠長に待っていられない。

助けたい命が奪われることなく

正しい判断により救われるように。

次の多頭飼育崩壊にならないように。


ただ誤解されたくないのは、保健所の業務などについて「批判」がしたいわけでもないんです。

けれど、今回の場合などは指導に入っていた以上、この一連の事件に対する責任を問われる問題であると思えてしまうのです。(ぶつける場所のない思いからなのかも知れないけれど。)

このようなことに発展してしまったのは、こうした背景の甘さにも問題があったはずだから、あちこちに責任を感じるのです。何度も繰り返すけれど保健所の業務を批判してるわけでないんですよ。だけど、何度となく記事を読んでも読み返してみても「防ぐことが出来たんではないか?」という思いがこみ上げてくるのです。悔しくて…。皆さんは、どのように感じ考えられているでしょうか。


▼ 動物愛護法と各地の条例

これから動物愛護法による手入れ(改正)は重要であり、とても必要です。

ですが、法を待たずしても各都道府県や各市での条例による規制はできますよねっ。

犬の安全を守り危険を避けるための脱走対策やマイクロチップと鑑札と注射済票との所有者の明示の重ね使いのように、動物愛護法と条例とのダブルリードでよりよく取り組めないものでしょうか。

多頭飼育の頭数の制限と不妊去勢手術、所有者の明示の義務(譲渡の際にはマイクロチップの義務化)、保健所による指導の回数や内容などの条例を直ちに施行してほしいです。

こうした事件などをもとに厳しくルールを追記したり新たに予防策として設けてほしいと願わずにはいられない事件です。


先に貼らせていただいた前回までのブログの内容もまとめのように記載させていただきましたが、内容が重複してしまいウルサク感じられたら申し訳ありません。



ここのところ、飼い主である人間が飼い犬へ対する飼育放棄、虐待(ネグレクト)が目立つ傾向にあると感じます。他県による尋常ではないほどの多頭飼育、多頭飼育崩壊も同じことです。

ここに大きな問題を感じます。

動物が好きであり犬が好きな人たちが犯すのですから。


…… なぜでしょう。

餌を与えさえ良いと思うような人。
このような人たちが飼い主となるのか。食い止めることはできないのか…と。

法以前に動物をモノとして扱っている飼い主の姿にこそ大きな問題を感じています。



不適切な飼い方=無責任な犬の飼い主です。
不適切な飼い方は法律でも禁じられています。

このような悲惨な事件をなくすため、私たち市民の関心も大切だと思います。

身の回り、近隣、住まいの地域

ペットショップやペットカフェなど動物を取り扱うお店の動物の様子や飼育環境に疑問を感じたり、個人の家でのペットの様子や飼育や悪臭など疑問がある場合は、面倒とは思わずに、言葉の話せない動物に代わり、命を守るため、住みやすい地域のためにも、『通報や相談』をお願いいたします。

見て見ぬ振りをせずに関心を持ち寄って、速やかに保健所や警察に通報して助けを求めてあげて下さい。

皆さま、私たちの通報から救える命があります。

常に綺麗な水があるか、適性な量で栄養を考えたフードか、清潔であるか等。

病気予防・治療、ワクチン接種・・・

病気や怪我の治療せず放置してないか、老化に伴う適切な飼育の管理をしているか。

皮毛が極端に汚れてないか等。

繋がれたままで散歩をさせていない、雨風を凌げる小屋、暑さや寒さに応じた対応がなされているか、衛生管理ができていない等。

しつけと称した虐待の有無。

犬が怯えてている、怯えて凶暴になっている、ぐったりしている、異常行動をとっていないか。

適切な不妊去勢手術による繁殖制限をせずに多頭飼育になっていないか等。

糞の始末、吠える、咬むなどの問題行動が起きないように飼い主が配慮しているかなど。


▼ 通報と相談の仕方

⚫︎ 全国警察署 1覧

⇒ http://bit.ly/2qlkBCY

⚫︎ 全国保健所・愛護センター1覧

⇒ http://bit.ly/2IIzVAm



死もまた生の一部。

決して無駄にしたくない。

死に学び、死に思う、

この気持ち

再犯防止に繋げていきたいです。

判決は裁判官次第だけれど

動物愛護法を理解されてる方

いかなる理由であれ

身勝手に奪ってはいけない

奪われた命の大切さを感じてくださる方であってほしいな。

Lovely days CHIKA'S MIND TRIP