「宇田川源流」 他者の知的財産権を無断使用して全く罪の意識を感じない共産党の「独善」
「宇田川源流」 他者の知的財産権を無断使用して全く罪の意識を感じない共産党の「独善」
ちょうど統一地方選挙を行っているのであるが、その中で「日本共産党」の選挙活動が話題になっている。共産党の選挙活動は、とにかく何か異様な雰囲気だ。ある意味で「内輪ウケ」をしていることがほとんどなのであり、本人たちはそれに気づいていないのであるが、まあ、その辺は共産党に限ったことではない。基本的に内輪受けをしている状況では、誰も「和の中に入る事ができない」というような感じになってしまう。それだけではなく、何かの防衛本能か何かなのであろうが、外から見ている人は、「内輪の中に入ってしまうと抜け出ることができないのではないか」というような、何とも言えない恐怖感が存在するのである。その為に、内輪受けをしている人々は、基本的にはなかなか外から中に入ることはできない。この事は、カルト宗教や他には見えないサークルなどに関しても、同様に思えるのではないか。
一方で、共産党などは、自分たちの内容が世の中に受けていると思っているようである。基本的に過剰なサービスをしているが、元々が革命思想であることから、なかなかその内容は受け入れられないということになる。
基本的に共産主義というのは一党独裁の内容を行うことになるのであるから、当然に人間関係は、全て「一つの序列」によって決まってくる。つまり、これらの組織を見ていると、どこかにリーダーがいて、そのリーダーの指揮命令系統に、他の人が従うということになる。共産主義の場合は、先日共産党の中で「意見を言ったものが除名される」というような事があったが、まさに、そのような意見を言うこと自体が禁止され、「上意下達」というよりは「反抗を許さない命令」ということになる。そのことは、出世などにおいても単一の上昇志向でしかなく、並列的な横のつながりということを否定することになってしまうのである。
共産党議員ら「ボンカレー」思わせる画像利用 大塚食品「一切関与していない」...党関係者が謝罪ラッシュ
日本共産党の議員らの間で、レトルト食品「ボンカレー」のパッケージを模したような画像を使い、宣伝活動する動きが広がっている。
しかし、販売する大塚食品が「当社は特定政党および、特定政党の選挙活動に一切関与をしておりません」と事実上の抗議をする事態となり、党関係者が謝罪に追われている。党としての見解を聞いた。
■「党を作って100年 信頼度No.1ロングセラー」
「カレーといえば給食 給食といえば無償化 板橋でも実現を!」「あなたの声 願いを県政に活かす」「率直でまっすぐな味わい」
2023年3月中旬以降、同じフォーマットを使い、SNSでPR活動する共産党議員や立候補予定者が相次いでいる。「元祖ボンカレー」のパッケージを思わせるレトロなデザインで、カレーの写真とともに「オツカレー」と書かれている。
議員の顔写真、キャッチフレーズ、選挙区、党名も並び、「党を作って100年 信頼度No.1ロングセラー」と商品の宣伝文句のような文章で党をアピールしている。
フォーマットを作成したのは党のサポーターとみられ、3月23日にツイッターで配布すると、一気に広がった。支持者が好意で作って議員が拡散するケースや、自ら作ったと公言する議員もいた。
しかし、大塚食品は29日、「当社の製品パッケージと類似したデザインを使用し、特定政党の候補者を応援する投稿が複数見受けられます」と自社サイトで声明を出し、「当社は特定政党および、特定政党の選挙活動に一切関与をしておりません」と抗議した。
■「決してあってはならない行いでした」
共産党の知財トラブルをめぐっては、22年6月にポケットモンスターの人気キャラクター「ピカチュウ」の着ぐるみを選挙運動に使った参院選の公認候補が問題視された。23年3月には、演説会でアンパンマンの着ぐるみが用いられ、やはり批判の的となった。
作成者とみられる人物は30日、「既存の食品パッケージと類似の画像を作成し使用、並びに拡散してしまったことは、ご指摘の通り、世界中で愛され続けている素晴らしいブランドイメージにフリーライドするもので、決してあってはならない行いでした。また、特定企業さまと、政党や候補者との間に、関連があるかのような誤解と混乱を招いてしまったことを、重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。
この人物の謝罪後、"便乗"していた党関係者が次々と謝罪や釈明をしている。
「パッケージに対する認識不足で申し訳ありませんでした。削除いたしました」
「私も、サポーターズアカウントが作ってくれたバナーの削除をお願いし、RTも削除しました」
「私もバナーを活用し、作成して頂きました 私自身も考えが及ばず、大変申し訳ありませんでした」
「認識が甘く、ご迷惑おかけし申し訳ありません。作成した画像は削除いたしました」
「食品会社の方にも、投稿をご覧になった方にも、心よりお詫び申し上げます」
「著作権について、改めて学び直します」
「今後、同じことを繰り返さないよう、細心の注意を払った上で、慎重な判断をして参ります」
「ただ乗りして遊ぶだけ遊んで、責任は負わないというわけにはいかない・・党は組織ですけど、サポーターは個人ですからね・・。サポーターに安心して活動してもらえるように一層気をつける必要があります」
共産党中央委員会広報部に31日、党としての見解や大塚食品への対応を質すと、「こちらからは先方に対応させていただきますとの返事を送ってあります」と話すにとどめた。同社広報部は「本件につきましては特にお答えすることはございません」と取材に返答した。
2023年03月31日 21時13分J-CASTニュース
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12144-2260586/
共産主義のもう一つの特徴が「唯物主義」である。唯物主義とは、「目に見える(形のある)モノ以外の価値観をすべて認めない」ということになる。実際に共産主義が「人頭的な平等分配」を行うというようなことを行うためには「家柄」「血筋」「歴史」などをすべて否定しなければならないということになるのである。それらを否定するということが重要で、そのうえで、すべての物質的な内容を「共有財産」とし、それを分配するということになるのである。ある意味で体のいい「歴史資産や伝統資産の奪取」を行うということになる。
さて、「家柄」とか「歴史」と言えば、あまり重要視する人が少ないのかもしれない。しかし、出はこれが「努力」とか「心理」とか「応援」のような心の問題や、あるいは「神」とか「文化」ということになればいかがなものであろうか。日本人には習慣や文化、先祖、などを大事にする人もいるが、その先祖であったって、科学的にはしっかりと証明できても、目に見える価値観ではない。つまりこれ等のものも否定するというのが共産主義の唯物史観である。共産主義者の教員が「皆の応援が力になる」などと言うようなことをいうが、それが建前であることは間違いがない。そのようなことを言っていては共産主義は成立しないのである。
では、「知的財産権」はいかがであろうか。特許とか、発案というのも全く関係ない。中国共産党の支配下に置いて、ドラえもんやディズニーの「偽物の遊園地」が出てくるのは、このような背景というか「共産主義」ということである。まさに「唯物史観」でしかなく、共産主義がそのような状況である以上は、絶対にこれらの価値を認めない、つまり、そのような知的財産権における優位性を認めないので、基本的には「不正競争が成立する」ということになるのである。
さて、「中国共産党」がやっていることと同じ価値観を「日本共産党」が持っているのかということは、様々な議論があったが、まさに、今回「共産党がアンパンマンや盆カレーの知的財産権を不正に使っている」ということは、まさに、共産主義者が唯物史観で目に見えない価値観を持っているということなのである。
要するに「日本共産党を支持すれば、現在の習近平の支配する、またゼロコロナでどんなに犠牲が出てもメンツしか重視しない。中国共産党と同じような政治になることを支配しているのと同じ」ということになる。そしてその価値観以外のことを言っても「それは日本人をだます手段に過ぎない」ということになるのである。
もちろん、そのような政党を支持するかしないかは、皆さんの価値観次第なのだが。