【ボランティア活動紹介】玩玩(わんわん)取材
■上海SUKU☆SUKUが主催する親子交流の場「 玩玩(わんわん)」
「感染症よりも怖いのは、交流しない心」
衛生、安全対策を徹底し、ママとお子さんが安心して遊び、交流し、気分転換できる場所を目指して上海SUKU☆SUKUが主催する、「玩玩(わんわん)」(以下、「わんわん」)をご紹介します。
|どのような活動ですか?
日本の子育て支援センターのように、気軽に子連れで行ける場所を目指して、毎月「わんわん」を開催しています。
開始から5年目となりますが、上海SUKU☆SUKUスタッフ、「わんわん」専任スタッフ、アメリカンサイノホスピタルのスタッフが会場設営や見守りを行い、これまで無事故で続けてきました。
特別なイベントはありませんが、ねんねの赤ちゃんからしっかり歩けるお子さんまで安心して遊べる環境の中で、ママたちが情報交換をしたり、心強い味方を見つけられる、気軽に子連れで参加できる場所を目指して活動しています。
|設営、片付け、運営、随所にママと子どもたちへの気配りが見えます
会場に敷くマットや使用するおもちゃは毎回消毒を行っていますし、子どもたちが飽きないよう、おもちゃの入れ替えも必要です。
それらはスタッフだけで行っているのではなく、早めに来たママが消毒作業を手伝ってくれたり、活動を知る方々がおもちゃを寄付してくれたりと、たくさんの支えで成り立っています。
今はすぐに予約が埋まってしまいますが、コロナ禍では、参加者が1、2組しかいなかった時もありました。感染症よりも怖いのは「交流しない心」です。例えスタッフの方が人数が多くても、感染対策を徹底して「わんわん」を開催し、交流の場を守り続けてきました。
|「わんわん」への思い
本来であれば、毎日ママとお子さんがふらりと立ち寄れる場所があってほしい。それはとても難しいことですが、「わんわん」を一回、二回と続けることがいつかそうした場に繋がると信じています。
スタッフの中には親子で「わんわん」に参加して心強い味方がたくさんできたので、今度は自分が支える立場になりたいとボランティア活動をしている方もいます。
何年も続けていく中で、多くの思いが詰まった活動に育っています。
|参加者インタビュー
- 子どもが2か月の頃から参加しています。育児に疲れた時、悩み事をシェアできる場です。
- 日本を離れ孤独な子育てをしていましたが、わんわんに参加したことで新しい出会いがありました。
- 中国に来てすぐコロナ禍となり不安も大きかったのですが、この場所があることで気持ちが明るくなりました。
- 毎月開催されるので、スタッフの方々も「大きくなったね」と声をかけてくださる。子どもの成長を知ってくれる人がいるということが励みになります。
|会場の様子(カメラ📷小僧 竹内がお伝えします✨)
10時、スタッフの皆さんは高島屋の開店と同時に「わんわん」が開催される部屋へ猛ダッシュ。10時半の開始時間に間に合うよう、大急ぎでありながら、しっかりとした準備が始まります。
椅子をコの字型に並べ替え、急ぎ足で別フロアへ備品を取りに行き、マットを敷き詰め、オモチャの消毒作業にと…やること盛り沢山!
暇なく、それぞれ役割をこなし準備していくスタッフの方々…格好良いです✨
高島屋さんのご厚意で4階の倉庫に保管されているおもちゃ達。寄付がほとんどなのだそう。この日は大きい袋を5袋運びました。まだまだ倉庫にありますよ〜!その日来られる子ども達の月齢に合わせ、運ぶおもちゃ、出すおもちゃを変えられている様子でした。
開始までに、おもちゃを一つ一つウェットシートで消毒していきます。細かいパーツまで丁寧に消毒。参加者のママさん達も消毒作業をお手伝い。皆さん積極的に動いているのが印象的でした。感謝の気持ちから、助け合いの輪って広がるのだなと、改めて感じました✨
準備が完了したら、平本さんを囲んでミーティングを開始。
我々リポ部へも、「わんわん」の説明から、当日の流れや動きに至るまで、綿密に打ち合わせを。ありがとうございます👏✨
参加者が全員集まったら、自己紹介タイム。
まずは平本さんから、「わんわん」の歴史や、想いについて丁寧かつ熱い説明が✨
開始後、現在まで無事故で実施されていることや、コロナ禍で参加者よりスタッフが多い日があったことなど…
カメラ📸小僧竹内の心にも一番印象に残ったのは、「感染症より怖いのは交流しない心」だ、というお話。
準備〜打合せ時は厳しい表情でされていた平本さん。安全に開催することが大事だという信念と気迫が伝わってきました。
一転、自己紹介終盤は、「平本(おせっかいおばさん)です〜」と仰り、本当に柔和な表情でお話されていて、優しいお気持ち、また充実感が伝わり、素晴らしいお話を聞かせていただき、嬉しい気持ちになりました😊✨
月齢に合ったおもちゃばかりなので、遊びに集中する子ども達。真剣な表情。ママさん達も会話に集中できますね👍
子どもがよちよち歩いて行った先が、新しい交流が生まれる瞬間です😊
上海SUKU☆SUKU、わんわん、アメリカンサイノホスピタルのスタッフの、役割分担がきちんとされています。椿さんは、自身が「わんわん」にお世話になった経験、感謝の気持ちから、上海SUKU☆SUKUのスタッフになられたそう😊しっかりと子ども達を見守りつつ、ママさん達の話に耳を傾け、優しくかつ適格なアドバイスをされていました👏✨
写真中央の、わんわん専任の山本さんは、全体を見守りつつ、子どもが単独になった時は、さっと相手をし、マットから出たときはカバーしに行き、危険なものはよけ、ゴミを拾いと…ずっと機敏に動かれていました👏平本さんは奥ですき間の時間に事務作業を集中してされていました👏✨
あんよの子と赤ちゃん、2人のお子さんを連れてこられていた方の赤ちゃん。何とねんねまで😲‼ その間、上のお子さんがママにしっかりと甘えることが出来ていて、印象的なシーンでした…✨
最後の10分は、ママさん達へお手洗いの時間を案内。その間、子ども達をスタッフの方々がしっかりと見守ります。
その間にも後半に向け、おもちゃやマットの消毒が始まりますが、参加されているママさん達も、準備と同様、消毒のお手伝いを。
また後半は月齢が小さくなるので、使わなさそうなおもちゃは撤去。
最後の最後まで、細やかな気遣いが素晴らし過ぎました✨
|「わんわん」への参加方法
上海SUKU☆SUKUのホームページや、Wechatのグループチャット「上海すくすく広場」で、開催の概ね3週間前に告知を掲載しています。告知の中に応募フォームがあるのでご確認ください。
(参考:2023年3月告知ページ:https://shanghai-sukusuku.theblog.me/posts/41828023)
開催にあたっては、午前と午後とで「1歳以上のしっかりあんよができるお子さん」と、「0歳から1歳前半のねんね、よちよち歩きのお子さん」に時間帯を分けています。
当日はずっと会場で過ごされてもいいですし、途中で退出して仲良くなったママたちとお茶などに行ってもオーケーです。
■上海SUKU☆SUKU 玩玩(わんわん)
HP:https://shanghai-sukusuku.theblog.me/
連絡先:sukusuku_shanghai@hotmail.com
Wechatグループチャット「上海すくすく広場」への参加方法