2023年度高校入試の正答率から見る対策方法【英語編】
下記の数学編に続き、今回は英語を正答率表から分析していきたいと思います。
基本的には英語も毎年の出題傾向はそんなに変化しません。問1がリスニング、問2が単語選択問題、問3が文法選択問題、問4が並び替え、問5が英作文、問6が長文、問7が図表の長文、問8が会話長文といった具合です。
正答率も若干の変化はあれど、毎年似たような感じです。ですから、対策は立てやすいですね。作戦名をお伝えしましょう。
作戦名は、正答率の高い順に攻略せよ!です。
名前のセンスのなさは無視をしましょう。というわけで、どこから攻めていくべきか、並べてみます。
問2単語選択問題→問3文法選択問題→問1リスニング→問7図表の長文→(問6、8長文or問4並び替えor問5英作文)
それに伴って勉強方法も決まります。まず問2や問3を攻略する力を磨くために単語や文法を勉強します。英語が苦手な子はここに相当な時間をかけないといけません。ただやればやった分返ってきやすいところなので、早めに準備を始めましょう。
問1のリスニングに向けても同時に準備を始められると良いでしょう。NHK語学や基礎英語などラジオや教材を使って英語を聴くことに慣れていきましょう。慣れが大切なので早い者勝ちです。
そして問7図表の長文を使って長文に慣れていきます。「お、長文読める」となったら、問6や問8にもチャレンジしてみましょう。長文は配点が大きいので狙い目です。最初は正確に読めることを意識して、慣れてきたらスピードも気にしましょう。
問4の並び替え問題や問5の英作文は基本的に難しいです。ただ学力向上進学重点校やエントリー校を目指すなら外せませんね。練習を積みましょう。
満点を目指すなら、問1(約10分)→問2〜問5(約8分)→問6(12分)→問7(7分)→問8(13分)みたいな時間の使い方がポイントになります。過去問や予想問の演習で自分に合う時間の使い方を身につけておきましょう。
英語はできる人とできない人の差が一番激しい教科です。それは最も積み重ねを必要とするからでしょう。攻略の鍵は、どれだけ積み重ねられるかです。
小学生のうちは日本語をきちんと鍛えて、小学校高学年や中学生のなるべく早い段階から単語とリスニングに慣れていって、3年生の夏までには文法を理解して、そこからは演習を繰り返せるようなペースが望ましいです。早めに先を見ましょうね。
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