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癒奏術・響庵ブログ

『聖母マリアと玉依姫』~前回の問いかけからの答え 《癒奏術・水火土の章》

2023.04.07 17:22





ある時、天上で雷鳴が轟き 一本の「丹塗矢」が降ってきた。

その矢が小川で身を清めていた「玉依姫」のもとに流れてきた。

その「丹塗矢」を玉依姫は持ち帰り、大切に祀り就寝したところ、玉依姫は懐妊して男児を産んだ。

その子が元服を迎えた折に祝宴が開かれ、玉依姫の父である「賀茂建角身命」がその子に『父と思う神に盃をすすましめよ』と言うと、その子は『我が父は天津神なり』と言い、盃を天に投げるや雷鳴が轟き、雷鳴と共に天に昇ってしまった。


玉依姫が産んだ御子神【賀茂別雷命】の物語である。




【知】という文字がある。

これは「矢」と「口」からなっている。

口から放たれる矢・・・つまり「言葉」である。

また、「口」の部分は本来「盃」を現すものである。

これは「神託を得る」ということで『知る』となるわけである。


「玉依姫」の処女懐妊と出産、そして御子神の昇天は、「神の御言」という「神託」によって神が「産まれた」ものであり、「玉依姫」が禊ぎをして神託を受け、「賀茂建角身命」が御子神に問いかけたものは『審神者(サニワ)』そのものである。



聖母マリアの処女懐妊と出産は、およそこの通りであろう。

神託により「イエス」に「メシア」の『お役』を授けた。

それは「知」を授けたということであろう。

そして、その「知」の元となる「言葉」が「イロハ四八音」である「ヨハネ(四八音)」



賀茂は神(かも)である。

賀茂別は「神を別け」であり、雷は「神鳴り(成り)」であり、命は「御言」

「別」は身を削ぎ肉と骨をわけること。

肉は「言葉」であり「知」である「ヨハネ(四八音)の福音」

つまり『神の御言を別け与え神と成る』

聖母マリアの「神託」により、そうしてイエスは「キリスト(メシア)」として産まれた。


イエス自身「神人合一」したのであろう。


火と水の結び

|(火・霊)とー(水・肉体)結んで十(火水・神)であるというのがイエスの本来の教えである。


丹塗矢は「火(霊)の矢(言)」の意

神の「お告げ」であり「導き」である。

その神の御言を受け取りお役を与える(片親で産む)「玉依姫」

聖母マリアは神の御言を受け取り神を産む「玉依姫」なのである。




・・・


導きとは、まこと「雷」のようなものである。

「雷」が落ちる如くに「知」という文字が落ちてきた。

それと同時に「知」の文字の意味へと導かれ・・・・

昨日の「問いかけ」に「答え」が来たわけである。

これが「言答(いわと)」が開けた状態であり、「イエス」も語っていたであろうことであるはずだ。