スナップ『小さなものを手にさせる勇気』
1歳の生徒さんはまだまだ口探索が残る時期ですが、脳発達の一つの方法として手指からの刺激を促すために小さなものを手にさせる取組みを毎レッスン行っています。日常で色々な形や大きさ、材質のものを手に取らせる経験をさせるか否かはお母様方の選択にお任せています。子供の急激な発達のピークを迎える1歳半までに小さなもの、大きさの異なるもの、色々な材質を手にする事ができるかはお母様の勇気と使用中は絶対に目を離さない安全を確保するという覚悟を持ち後悔のないように過ごして欲しいと願います。
子供達に小さなものを与え最高の刺激と効果を得る時間は長いようでそう長い時間ではありません。1歳から1歳半までの最高のタイミングに何も与えずの選択よりも安全を確保しながら小さなものを与える時間は遥かに良い経験を与えることになります。上記の生徒さんの写真のように手にした小さなものをじっと見つめ、「これはなんだろうか」「この触り心地は・・・」「穴が空いてる・・・指を入れてみよう」と思考し判断し行動するチャンスを得ています。できれば一日のうちの数分間でも目を離さずに小さなものを触らせてあげる経験をさせると必ず何かの刺激に結びつくことは明白です。
まだまだ誤飲が心配でそのようなことはできないというのであれば、食事に変化を持たせてみましょう。野菜のカットや硬さを変えたり、色々な食材を食べる事ができるよう工夫することで方法を代用できます。
左上の写真は親指と人差し指で摘むを実践中、右上は中央に穴が空いている事に気づき親指を入れてみる、左下はものを掴もうと手をめいっぱいに広げているため程度な力と指の可動がスムーズになります。最後の右下は全ての指を使えるような動きを促す掴み方をさせています。
最後の写真は小さなチェーンロングを繋げたものを手や指全体で掴むという総合的な動きを行なっている写真です。掴み方いかんでチェーンリングが形を変えるので毎回違う刺激をてから感じ取る事ができるのです。子供の脳発達はいかに毎回違う刺激を与えるかがとても重要ですから与えるものがどのような刺激をもたらすのかを考えるとより効果的な働きかけになるという事なのです。
色々なものを親御さんの温かな見守りの中、安全を確保した上で実践してみてください。