最強生物クマムシ
以前、最強生物Gということでゴキブリの生態について書きました。
放射能にも耐えられる、頭を切り落とされてもしばらく生きてるなどの特殊な能力がありましたが、もっと強靭な肉体と生命力を持った生物がこのクマムシです
クマムシは8本のずんぐりした足でのっそり歩く無脊椎動物。形がクマに似ていることから「クマムシ」と呼ばれています。体長は0.05㎜~1.7㎜ほど。
深海から高山までどこにでも生息している生物です。
水がない環境では自分の体内の水分を抜いて縮こまり、乾眠と言われる状態になります。乾眠状態のクマムシは様々な極限状態でも生き抜くことができ、非常に優れた耐性を持っています。
放射線にも耐えられる
大量の放射線を浴びても生き残ることができ、放射線の単位3000~5000グレイでも死なない。この単位がどれくらいのものかというと人間の致死量が4グレイなのでその1000倍以上の放射線に耐えられるということです。
絶対零度にも耐えられる
-273℃は絶対零度と言われ、これ以上低い温度はない。
-273℃という極低温でも耐えることができる。
地球上で一番寒い南極の観測史上最低気温-89.2℃でもクマムシにとっては余裕。
高熱にも耐えられる
151℃の温度でも死なない。
沸騰した100℃のお湯の中でも死なない。
普通の生き物は死んでしまいます。温泉の蒸気が出ているところでも生きていけるということです。
宇宙空間でも死ななかった。
宇宙のような真空状態でも生きていける。
実際に宇宙空間に10日間さらされた後でも生存が確認された。
太陽光線が遮ってもクマムシは問題なく生きてける。
銃で発射されても生きていける。凍らせて冬眠状態にしたクマムシをナイロン製の弾に詰めてガス銃で発射。数十メートル先の砂に打ち込み取り出して水に浸したところ、ライフル銃並みの秒速825メートルまでの衝撃なら息を吹き返し動き始めることが確認された。
75000気圧にも耐える
75000気圧=人差し指の先に75tもの力がかかるほどの圧力。
人間の限界は46気圧という記録がある。
地球で一番深いマリアナ海溝で深度10924m
水圧にすると1092.4気圧。マリアナ海溝でも余裕で生きていける。
もしかすると最強生物はGではなくこのクマムシかもしれないですね。
クマムシが人間並みの大きさじゃなかったことに感謝しないとですね
絶対に人間は勝てないでしょうから。