愛犬がん検査 「N-NOSEわんちゃん」×福岡県
【ビジネス報道】 令和五年四月十二日にHIROTSUバイオサイエンス(代取:広津崇亮)は、服部誠太郎(甲午)福岡県知事を表敬訪問した。
愛犬用の線虫癌検査 「N-NOSEわんちゃん」本格実用化の報告と当検査が福岡県の「ワンヘルス(人と動物が共生する健全な社会の構築を目指す)」の取組みに貢献するものである事を報告する為。
出席者は同社代取と県知事に加え、以下の通り。
- 福岡県商工部長
- 同・新産業振興課長
- 同・医療介護部長
- 同・生活衛生課長
- 「児玉どうぶつ病院」院長:児玉和仁
- 「アジア獣医師会連合」「日本獣医師会」会長、元・福岡県議会議長:藏内勇夫
- 同社・最高戦略責任者(CSO)、元・財務副大臣:大久保勉
<福岡バイオバレープロジェクト>
表敬訪問では、広津代取がこれまでに「福岡バイオバレープロジェクト」で支援された御礼とN-NOSEの実用化の歩みから「N-NOSEわんちゃん」を始めとした事業の現状につき、服部県知事へ報告。
平成十三年より開始した本プロジェクトの目的は、バイオベンチャの創出等。福岡県は、同社設立の同二十八年から四年間に亘って「福岡県 革新的がん超早期診断技術 実用化事業」として助成をし、実用化までの道程で支援した。
児玉院長からは共同研究のきっかけや同検査の意義につき、話した。藏内会長(癸巳)と服部県知事から挨拶後、「ワンヘルス」「福岡バイオバレープロジェクト」関連の話をし、福岡県での様々な取組みや今後の協力体制等につき、懇談した。
福岡県の多くの県民へ癌検査を受けてもらう為に、N-NOSEの新しい受検機会の仕組みも構築していく。今後、上場や海外進出となった際、研究室拡大等の福岡県への投資や「福岡バイオバレープロジェクト」の後援等も行っていく構え。
N-NOSE導入が一千二百社超
以下は、服部会長の挨拶。
ユニコーン企業に成長し、「ダボス会議」に呼ばれ、グローバルに事業を展開され、御目出度う御座います。
昨年の早期膵臓癌検査の事業化、そして愛犬を対象とした「N-NOSEわんちゃん」と着実に実績を上げている事は大変喜ばしいです。
「福岡バイオバレープロジェクト」を推進する立場として、当プロジェクトに参加している二百社を超える後輩企業にも御支援御指導をお願いしたいです。
県は今後も「ワンヘルス」を推進していくので、引き続き宜しくお願いします
「N-NOSE plus すい臓」は、N-NOSEの次世代型「癌種特定検査」。当検査には、線虫「C.elegans」に遺伝子操作を加えて作製した、膵臓癌の匂いにのみ特異的な反応を示す“特殊線虫“を用いる。
この“特殊線虫”は、膵臓癌とその他の癌を嗅ぎ分ける高い判別能を有し、非侵襲(ヒシンシュウ)な手法で 早期の膵臓癌の検知が可能となった。
尚、N-NOSEは三十五万人以上が受検し、法人の導入企業が一千二百社を超えた(本年二月時点)。同社の資本金は、六十二億円(資本準備金を含む)。
画像:㈱HIROTSUバイオサイエンス、福岡バイオバレープロジェクト/福岡県