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反戦平和の願い

2023.04.13 13:23

 私たち日本共産党は戦前より戦争反対、反戦平和を掲げて101年目を迎えました。

 戦争か?平和か?と問われれば、誰もが【平和】と答えるはずです。しかし今、そのような当たり前の思考が崩れかけています。なぜならば、防衛省が全国約300の自衛隊施設を核兵器などによる攻撃にも耐えられるよう「地下化」する計画を立てていることが明らかになったからです。

 私の暮らす茨城県北相馬郡利根町は利根川を挟んですぐそばが我孫子市であり、利根町から千葉県まで歩いて1,2分の距離にあります。その、ものすごく近いお隣の千葉県には松戸駐屯地、習志野駐屯地、下志津駐屯地、木更津駐屯地、館山航空基地、下総航空基地などの名前が並んでいます。もし、千葉県の自衛隊施設が攻撃を受けた場合、利根町にも甚大な被害が出ることは必死です。もし自衛隊施設が核攻撃に耐えたとしても、市民・町民はどうなるのでしょうか?攻撃された時点で自衛隊員以外、一般人はみんな生き残ることができません。自衛隊施設の「地下化」は『日本を守る』どころか日本に戦争を呼び込み国土の焦土化につながります。

 岸田政権が空前の大軍拡を強行しようという今、戦前・戦後、101年にわたって反戦平和を貫いてきた日本共産党の果たすべき役割は本当に大きいものがあると思います。戦前、私たちの大先輩たちは激しい弾圧や迫害のもとで、文字通り命がけで反戦平和を貫きました。既に4月ではありますが、『蟹工船』でも有名な作家・小林多喜二は2月20日に亡くなりました。小林多喜二は反戦平和を唱えたために特高警察の拷問で命を落としました。日本共産党の大先輩の中には激しい拷問を受け、12年も獄中に閉じ込められた方もいます。

 反戦平和は多くの人が願う、当たり前のことです。どうして反戦平和を訴えた人たちが拷問されなければいけないのでしょうか。

 利根町の多く議員は自民党です。自民党の議員さんたちは戦場に行くことはありません。戦場に行くのは若者です。選挙近くになると子どもたちのことを宝だと行ったり、町民を町の宝だと言う人が突然増えます。本当に宝だと思っているならば、戦場に送るようなこと、町を焼け野原にするようなことは止めるよう、「戦争反対」を訴えるべきです。

 日本共産党は旧ソ連や中国共産党と同じ、ロシアのプーチンと同じだと言う人がいますが、それは大きな間違いです。日本共産党と旧ソ連・中国共産党は全く別の組織です。当然、ロシアのプーチンとは一切関係がありません。私たち日本共産党は戦争反対、反戦平和を訴えて活動してきただけです。

 日本共産党はいついかなる時でも、「反戦平和」を訴え、戦争や大軍拡、軍備増強には断固反対の姿勢をとります。私もそれが利根町を守ることにつながると信じて活動していきます。


※写真は2022年8月に広島平和記念公園を訪れた際に撮影したものです