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第256話:森の大火を吸い込む(1):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.05.25 23:16

...シュカデーヴァ・ゴースワーミーは言いました。


牛飼いの少年たちが

完全に遊びに夢中になっていると、

牛たちは遠くへ行ってしまいました。


牛たちはもっと草を食べたいと思い、

誰も見ていなかったので、

鬱蒼と茂った森の奥に行ってしまったのです。


大きな森を次から次に抜け、

山羊や牛や水牛たちは

ついに尖ったさとうきびが

生い茂っている場所に入りました。


そばで起こっていた森の火事の熱気のせいで、

牛たちの喉は渇いて、

苦しくて鳴き叫びました。


目の前から牛がいなくなると、

クリシュナとラーマと牛飼いの少年たちは、

急に牛たちを無視していたことへ

後悔の思いがこみ上げて来ました。


少年たちは辺り一面を探しましたが、

牛たちがどこに行ってしまったのか

見つけることができませんでした。



…つづく

(10巻19章1-3節)