新曲「幸せな終わり」公開!
私の両親がどちらも70歳までは生きられなかったせいもあるでしょうが、人生半世紀を過ぎたとなるとどうしても最期について考えてしまいます。
まあ、この世において死ほど確実なものはありませんしね。当たり前にやってくることなので、嫌も怖いもないのです。
「願わくばベッドなり布団の上で逝きたいなー」とか「姿形がまともに残っている状態だと有難いのだが」とか「たこ焼きや美味しいパンやわらびもちなど、好きな物を食べて幸せな気分でポックリ、、とか嬉しいな」など考えたところでなるようにしかならない厚かましい願望が頭に浮かんだりはしますが。
自分の最期についてはそんな気楽なことを考えてもいられるけれど、伴侶がいなくなった時のことを考えると胸がギュッとなります。
どれほど寂しくなることだろうかと思うと、自分が先に逝けた方が良いように思ったりもするけれど、そのパターンだと余計に残された方が寂しいことになったり困ったことになったりしそうで心配。特にうちの場合、彼は私と違ってこれという趣味もないし交友関係も極めて狭いからねえ、、。
”死の悲しみ”というのは、大切なものを残していくことと残されてしまうことの悲しみだと思うのです。(残す相手が人や動物といった生き物とは限らない。やり残した仕事や実現させたかった夢だったりもするだろう。)
とすれば、もうこの世界ごと一瞬で吹き飛んでなくなってしまえばそこに悲しみは存在しなくて地球上の全ての命にとって最高の終わりじゃないか。”そこにそれが存在した”という記録も記憶も無になってしまえば。
てな、いささか乱暴な歌を作ったのです。しかもLOVE SONGとして。
現実的には、大きな悲しみだの寂しさに出くわしつつ人はその先も大概しっかり生きていける!生きる本能、生命力って素晴らしいものですよね。