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旅する身体

子供と少年

2018.05.26 17:03

本日土曜日は、越谷にて子供とお母さん向けの身体の使い方WSを行いました。



子供の学校事情を聞いていると、どうやら「遊ぶ」という環境がどんどんなくなってきているようだ。



昔はそれこそ、私達の世代くらいまでは外に遊びに行っていた。私の場合でも小学校の頃は、近所の川で泳いで死にかけたり、竹林の山の上からソリで竹を避けながら滑降したり、チャリで隣町まで片道1時間かけて行ったり、木登りしたり、校庭のフェンスに登って体育小屋の屋根に上がり給食の残りを食べたり、と色々身体を動かす機会はあった(もちろんやっちゃダメなこともやって大目玉を食らったこともある)。



子供の遊ぶは全身全霊をかけて取り組んでいるので、そこに集中力や全身の協調した動き、バランス力が自然と養われているのだと思う。体の動きが脳に与える影響も大きい。赤ん坊の時にハイハイをさせる時間が少なくすぐに歩行器で歩かせようとすると、脳にも影響があったりするという事を聞いた事がある。



そういった意味も踏まえて、遊ぶという事は大変大事だと思う。遊ぶというとチャラチャラした印象もあるかもしれないが、私としては、全身全霊で集中し、それを体全部で楽しんでいる状態の事を言う。




今日の講座は、子供が遊びながら身体が使えるようになるにはを主なテーマで、遊び感覚で色々と動いていきました。色々な動きを通じて感覚を養っていって頂ければ嬉しいです。足指を握ったり、ぶら下がって逆さまになったり、四つん這いになったり、反ったり。半分少年になったようでした。

お母さん方にも、日常で活かせる身体の使い方をいくつかご紹介しました。身体がその瞬間に変わると、「えっ!」とか「うそ!」とか驚きの声が上がります。このリアルな感情をライブで聞くのは嬉しいです。自分の身体にはまだまだ開けていない扉が沢山ありますから。その扉を開くキッカケにして頂ければ幸いです。

子供が遊びまわる中の講座でカオスな状態でしたが(笑)、その中で自然とハーモニーが生まれてきたような感じがして、なんとも心地よかったです。


そして、今日は私自身とても学びになりました。子供の動きを普段マジマジと観察するという事はほとんどないだけに、色々と気付かされる事が多かったです。



本日はお呼び頂き、ありがとうございました!ご参加下さった皆様もありがとうございました!


また機会があれば、よろしくお願い致します!