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第257話:森の大火を吸い込む(2):ものがたり『シュリーマド・バーガヴァタム』

2018.05.27 00:44

少年たちは

足跡と牛たちの蹄や歯で裂かれた草木を手がかりに

牛の行った道を追いはじめました。


すべての牛飼いの少年たちは

とても不安を感じていました。

暮らしの糧を失ってしまったからです。


ムギャの森の中で

牛飼いの少年たちは

ついに大切な牛たちを見つけることができました。


牛たちは迷子になって鳴いていました。


そうして少年たちは

喉の渇きと疲れを感じる中、

家路に向けて牛たちの群れを呼びました。


人格を持った至上主は

大声で動物たちを呼びました。

それは轟く雷鳴のような声でした。


自分たちの名前が呼ばれるのを聞いて、

牛たちはたいへん喜んで

主に鳴き返したのでした。



…つづく

(10巻19章4-6節)