抑えきれない感情
最近、SNSやワイドショーなどを目にして思うこと。
…いえ、今更ではなく、ずっと前から感じていたこと。
「感情が、良くも悪くも人生に大きく影響する」
三年前の今頃もこんなブログを書いています。
あと、もう一つ。
感情って、たやすく伝染していきます。
特に、怒りとか、不安とか。嫌な感情ほど簡単に伝染していく。
それはそれで、集団催眠だ、マインドコントロールだ、集団ヒステリーだ!と、
またネガティブな方向に考えそうですが。
ただ、その嫌な感情の中には
先に感情だけが共鳴してしまい、その理由付けを頭でしていることもあると思います。
本当は自分の中の怒りの感情がリンクしただけ。
例えば。
ちょうどその時、会社に対する怒りの感情が溜まっていた。
でも「生活しなければいけないから、仕方がない」と、抑えつけ、抑えつけ。
そこで、ニュースやワイドショーで怒っている人の感情に触れ、
バーンとはじける。
蚊帳の外の人でありながら、SNS等で感情的に「良い、悪い」をぶつける。
私自身、クリエイティブな仕事をしていた時は
定時に上がれないなんて当たり前だったし、家に持ち込んで仕事をすることも当たり前だった。
ご飯も食べずに夢中になって取り組んでいて身体を壊すこともあった。
多分、世の中が『パワハラ』と呼ぶような言葉や態度も浴びせられた。
でも、より良いものをつくる為には必要であったし、全然苦ではなく。
むしろ、そんな日々が充実していて、楽しくてしょうがなかった。
中には「こんな生活、無理」と、どんどんリタイアしていく人たちもいたが、
私は大丈夫な人だと思っていた。
それが、安定した収入を求めて仕事を選んだ時。
定時で上がれないことが苦痛だった。
サボる人や、仕事が遅い人と同じ給料である事に怒りを覚えた。
多くの要求をしてくる上司に対して、不満がつのった。
つまり、同じ状態であっても、人によっては感じ方は違うし
同じ人であっても、その時の状況によって感じ方は違ってくる、ということです。
本当にその人のことを想っての発言?
本当にその会社のことを酷いと思っている?
どんな状況か、どんな心境か。
他に働いている人たち、皆が皆そう思っていると思う?
本当に感情的になっていいのは、当事者や関係者、家族だけで
蚊帳の外の私たちは、そこまでわかっていないはずでは?
そこに揺さぶられる感情。
それは、自分自身の中の、その時の感情かもしれません。