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Tasogare Magazine

終活のすすめ

2023.04.15 13:00


終活と聞くと「いつかやってくる人生の最後に備える活動」というイメージがあると思いますが、実はそれだけではなく、人生の最後を意識することで、これからの人生を大切に、自分らしく生きていこうと前向きになる人が多いように思います。

「超高齢化社会」(日本の人口の21%以上が65歳以上)という日本で暮す私たちにとって、老後に希望を持っている人は少ないのではないでしょうか。

とはいえ、老後の時は誰にでもやって来るわけで、その時までずっと不安がっていても何もいいことはありません。ということで、今日は私の体験をもとに、終活のメリットについて書いてみました。


老後に必要な費用について調べていくと具体的な数字を知ることになり、全然足りない・・・としたらできるだけ長く働かなくちゃいけない・・・健康でいなくちゃいけない!と、食事や睡眠など、健康に気をつけるようになります。


費用面だけでなく、老後の生活を具体化することで、漠然としていた不安が減り、睡眠の質が上がります。


断捨離として部屋の片付けをしていたら、ずっと忘れていたものが出てきたり、昔好きだった人のことを思い出したり・・・終活をしていると、自分を振り返る、自分らしさを取り戻すきっかけがたくさんあります。


終活をしてうちに、やりたいことがはっきりしてきたり、人との付き合いが変わったり、時間を有効に使いたいと思うようになります。(不要なことに時間を割きたくなくなります)


そして何より、終活を通じて、私は生きることが楽になりました。これは、自分らしさを取り戻すことでグランディングする、自分軸が強くなってくるからじゃないかと思います。未来に不安が全くないわけではないけれど、いつかやってくるその時まで、自分らしく生きていこうと、そう思えることが今は幸せだなと思います。


以上のことから、これからの人生を、ちょっと楽に生きていく活動のひとつとして、終活をぜひおすすめします。

まだまだ先の話だと目を背けず、まずは素敵な終わりをイメージすることから始めてみてはいかがでしょうか。終わりよければ全てよしって言いますしね。


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MIho Abe

黄昏期真っ只中。長年の会社員生活において体調を崩したことをきっかけにアロマやハーブ・アーユルヴェーダ・レイキなど自然療法に興味を持ち学びを続けている。アーユルヴェーダ∞ライフコーチ。趣味は終活。