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四季の旅写真Gallery Annex

室蘭散歩(室蘭本線)

2023.04.16 05:39

車も10万キロを超えるとアチコチにガタが来ます。70歳間近の私と同じ。今回は触媒に問題発生。修理のため室蘭市内の整備工場に車を預けました。夕方には仕上がるので、今日一日は「車」無し。せっかくなので、電車と歩きで室蘭散歩をしました。(2023/4/13)

車を預けた整備工場から、最寄りの東室蘭駅(↑上の写真)まで歩いて15分ほど。室蘭の玄関駅です。特急北斗など、すべての列車が停まります。ここから室蘭支線に乗り4駅目が終点室蘭駅。この近代的な駅舎は1998年に出来たもので、駅舎完成と同時に、駅の場所も1キロほど陸側に移転しました。つまり線路が一キロ短くなったということです。

この新駅舎から海の方に1キロほど歩いたところにあるのが旧室蘭駅です。この1キロは貨物のヤードでした。石炭の積み下ろし港として栄えた時代の名残です(今はヤードは無くなり、行政庁舎などに再活用されています)。旧室蘭駅は、文化財に登録された立派な建物。今も現役で使えそうです。

丘に登ると、旧駅舎と港がとても近い距離であることが分かります。室蘭は海底火山が隆起し、砂州で陸とつながった天然の良港。炭鉄港として賑わった往時が想像されます。

室蘭は、かつての産業が衰退し、人口もピーク(15万人)の半分近くまで減少しましたが、室蘭駅周辺は、いわゆる旧市街。坂があって商店街がある。趣ある良い街、昭和の香りもします。

室蘭と言えば、室蘭焼き鳥にカレーラーメン。美味しいお店もありそうなので、次の機会にじっくり散策したいと思います。駅前の郵便局で押してもらった風景印は、白鳥大橋と鯨が描かれていました。

室蘭駅から東室蘭まで290円。電車に乗って戻りました。車の引き取りまで時間があったので、東室蘭で日帰り温泉に入りました。車の無い一日、のんびりと楽しい一日でした。

白老鉄日記vol.122「室蘭散歩」でした。