トレーニングマシンのデメリット
こんにちは、神保町、御茶ノ水のパーソナルジムトレーナーの井上です。
本日はトレーニングマシンのデメリットについて説明しましょう。
フィットネスクラブに行くと初心者に必ず勧められるのがトレーニングマシンです。
トレーニングマシンは初めての人でも簡単の使用することができます。
ウェイトが落下したり、バランスを崩して転倒したりする心配もありません。
また、身体がベンチやシートにしっかりと固定されるため使いたい筋肉だけを分離して鍛えることも容易です。
トレーニングマシンはこのような多くのメリットもありますがデメリットも存在します。
ほとんどのトレーニングマシンは簡単に動作がマスターできて安全に行えるようにするために動作の軌道が一定になるように設計されています。
そのためバランスを崩したり転倒したりすることがないように身体がベンチやシートにしっかりと固定された状態で動作を行います。
初心者のうちはありがたい機能なのですが動きが一定だあることから
・マンネリ化
・効果の頭打ち
・達成感の低下
といったマイナス面が顕著になります。
しかし、なによりもマイナスになるのが、、
※身体を支えたり姿勢を維持したりするための体幹群の筋力低下
※各部位の筋肉の力を強調的に発揮する能力の低下
につながる問題が長期的に行うことで発生してきます。
背もたれがついた動かない椅子に座って正面の壁を押した場合には体幹や脚の力を抜いていても壁に対して押す力を発揮することができます。
しかし、
椅子に座らず立位の状態で壁を押した場合には脚でしっかり踏ん張って体幹群に力を入れる必要があります。
椅子に座った筋トレだけでは押す力は鍛えられても身体を支持する能力や全身を連動させる能力は鍛えることができません。
このようなマシントレーニングの短所を埋めるためにフリーウェイトをとりいれる必要があります。
フリーウエイトのトレーニングでは、自分で重りの動きをコントロールしなければなりません。
単に重量の上げ下げだけでなく、上下左右にぶれないようコントロールする力も必要となります。
これはより、体幹群の筋肉が活性化、バランス能力の向上につながります。
複数の関節や筋肉を使うので日常生活やスポーツ競技の動作に近い状態でトレーニングを行う事ができます。
トレーニングで行った事が日常生活やスポーツ競技の動作にマシンと比べ比較的に直結しやすいのでパフーマンスアップに効果的です。
そして力の連動性を高める為に、非常に有効なトレーニングになります。スポーツ競技で力が必要な場面では、全身の筋肉が協力し合うことにより効率よく力を発揮する事が可能になります。
また日常生活では、重たい物を持ち上げるという動作でも、一つの筋肉で持ち上げるよりも複数の筋肉で持ち上げた方が、負荷が全身に分散されます。
同じ重さの物でも軽く扱えるようになります。結果体にかかる負荷が軽減しますので、腰痛や膝痛などの怪我のリスクも低下させる事が出来ます。
もちろんフリーウェイトにもデメリットはあります。
筋トレを効果的に行うためにも自分のレベルや目的に応じ各器具の長所を生かしマシントレーニングとフリーウェイトを上手に並行して行うことが大切かもしれません。