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"ポケマルをきっかけに浜の中で輪が広がる"|舘岡勇樹さん/噴火湾鮮魚卸龍神丸

2018.05.28 07:03

「ポケットマルシェ、実際のところどうなの?」

そんな声にお応えするべく、実際に利用いただいている生産者の方にインタビューを行い、生の声をお届けしていきます。ぜひご覧くださいませ。


噴火湾鮮魚卸龍神丸/舘岡勇樹さん/北海道

北海道の八雲町在住で今はカレイやボタン海老、タコなどを獲っている舘岡勇樹です。

八雲町は日本で唯一、日本海と太平洋2つの海に面する町で、噴火湾は良質のプランクトンが豊富で美味しい魚の宝庫。私自身は長男、また代々漁師の家系だったこともあり、幼少の頃から船に乗り父親の手伝いをしてきました。そして高校卒業と同時に漁師になりました。

「お客さんを大事に」との想いで漁師をしています。「美味しい」というお客さんの声を聞くのがやりがいです。だからこそ、神経抜きなどの技術を磨き、付加価値をつけ直販を行っています。自分達の代で終わらず後世に残すために、今出来ることを精一杯やっています。

【ポケマルとの出会いは?】

昨年冬に、八雲町商工課さんから「生産者と話をしたいという東京の企業があるので話し合いに参加しませんか?」と誘いがあり、そこで高橋社長にお会いしたのがきっかけです。

最初はよくある生産者直送のネット販売の営業かと思いました。

が、いい意味で裏切られました(笑)。

高橋社長の生産者に対する想いは熱く、そもそも彼は岩手県という地方出身であり東日本大震災後の農家や漁師の苦労を目の当たりにしてきた人。「一次産業が心身共に活性化して欲しい!それには消費者と繋がり、まずは楽しんで欲しい!」と強く訴えていたのが心に響きました。

そのような経緯で実際にはじめてみましたが、私が感じたメリットは大きく3つあります。

一つ目は収入の部分です。今までの収入に+αが入るようになったというのは非常に大きいですね。今までの流通ですと組合/仲買人/市場/小売/スーパーと様々な経路を経てお客さんの手にわたっていましたが、ポケマルではそれはなく、自分で値付けをして販売ができるので大変ありがたいです。

二つ目は地元の生産者同士でつながりができたことです。ポケマルを使ってくださったお客さんからのコメントをみんなでみたり、そのコメントについて仲間内で話し、盛り上がる機会が多くなりました。

三つ目はお客さんに噴火湾、八雲町を知っていただけるきっかけができたということです。自分で値決めできるのはもちろん、商品のこだわりや地域の特徴をお客さんに私の言葉で伝える必要があります。もちろん大変な時はありますが、お客さんに「噴火湾はこんなところなんだ」と知ってもらえるというのは嬉しいですね。

【今後ポケマルに期待することは?】

他の八雲の生産者の方にポケマルに登録いただき、コラボ商品を出品してみたいです!

漁師の方だけではなく、農家の方の商品もいれて出品し「八雲セット」のようなものを販売できれば地域のブランディングにもつながるのではないかと思っています。

また、その商品を買ってくださったお客さんに、八雲に興味を持っていただき観光にも訪れていただきたいです。「ポケマルオフ会in八雲」とか楽しそうじゃないですか?笑


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