正義ってなんだ

　作文教室の子どもたちが大好きなテーマのひとつ”正義ってなんだ”。著名人や哲学者の考える正義を交えながら、正義と悪について考えます。哲学的なテーマは、子どもたちの大好物！特に男の子たちは身を乗り出して、喋りまくってくれます。

今日は、５年生と３年生男子が正義について考えたので、その中から紹介します。

　"ぼくが思う正義とは、いろいろなものを守ろうとする気持ちだと思う。正義は、相手にとって悪になることも多い。そして悪は、「自分はどうでもいい。」「他の人がやってくれるだろう。」と思う心だと思う。多数決でも、意見と意見がぶつかりあって初めて答えが出る。だからぼくは、正義とはいろいろなものを守るために主体的に考えることだと思う。"

　”正義とは、人を正しい道へ送るという意味だと思います。そして、何かを守るというのも、正義だと思います。例えば仮面ライダーだと、人が嫌なことや暗いことを考えすぎると悪いやつになります。でもヒーローが悪者を助けると、悪いやつは自分の正しいことがわかるようになります。だから正義は、人を正しい道へ送る人だと僕は思います。”

　国語や道徳の授業、それからスポーツ少年団など、子どもたちは少数派の意見を大切にするように教えられているようです。子どもたちが、先生やコーチの教えをたくさん披露してくれました。多様性を重んじる教育が浸透していることを実感した本日の教室でした。