「企業対抗駅伝」は組織の人間関係強化のための強力なツールになるかもしれない。
半分まじめ、半分冗談のエントリーです。
先日土曜日、会社の仲間達(サイバーエージェントの方)と一緒に「企業対抗駅伝」というランニングレースに参加してきました。このレースは、1人5kmずつ、5人でタスキをつなぐというもので、一部のガチ勢はいるものの、全体感としては極めてフレンドリー、ファンランな感じで進行していくものになります。
企業対抗駅伝は今回で8回、9回目くらいの開催で、ワタナベとしては数年ぶりの参加。毎回数百の企業がエントリーしており、皆思い思いのユニフォーム(半分くらいは会社の名前を背負ったユニフォーム)を来て参加しており、非常に華やか。いつも僕が参加しているガチなトレイルランニングとは一線を隠す和やかな雰囲気です。
この企業対抗駅伝は、シンプルにマネジメントに効果的。特に人間関係の強化にはかなり使えるツールなのでないかと思います。キーワードは「応援」「他社と自社の認識」「共通の達成感」です。
キーワード①:「応援」
まず企業対抗駅伝で特徴的なのが「応援」です。考えてみると、日々の職場において誰かを「応援」することは非常に少ない。人間関係がフルマックスで、モチベーションの高い会社ランキングとか働きがいのある会社ランキングとかにランキングしているサイバーエージェントですら、「応援」というのはなかなかない。コンペに向かう時くらいだろうか。
しかし、この駅伝にはごく自然に走っている上司、部下、メンバーを応援しますし、彼らから応援されます。これは素直に嬉しいわけです。また誰かを応援するってこんなに素晴らしいことなんだ、ということに気づけます。応援なら他のスポーツでもあるじゃないか!というご意見もありますが、フットサルやバスケなどだと、プレーヤーと応援する人、が別れており、応援が一方通行になるのに対して、駅伝はみんながプレーヤーであり、みんなが応援者。ここが素晴らしいところです。
キーワード②:「他社と自社の認識」
広告のオープンコンペでもこんなに競合を認識することはないでしょう。なんぜ数百チームの競合が目の間に可視化されるわけです。中にはグ◯グルとか、ド◯モとかソ◯ト◯◯クとか、ワー◯スア◯リケー◯◯◯ズとか、いろいろ知っている名前の企業も出てくるわけで、そうした会社を視認すると、自社への帰属意識が強くなります。俺(私)はサイバーエージェントだぞ、と。
そうなったときの「あそこに負けるな!」感はなかなかの一体感をもたらします。他社が可視化されるからこそ、己たちを強く認識する。エンゲージメントを高めるヒントになるような気がします。
キーワード③:「共通の達成感」
これはわかりやすいのですが、同じチームで完走することで、達成感を共有することができます。それぞれがそれぞれの区間をもっとうするという役割のもと、一生懸命努力してやり遂げる。このプロセスは仕事そのもので、こういった達成体験をポジティブな雰囲気で味わえるのが駅伝のよいところ。
普段から達成感のある仕事(目標が明確だったり、コンペで勝ったり、受注があったり・・・)であれば良いですが、そういう仕事だけではありませんので、こういったところで新しいつながりを作れると、人間関係のスコアがよくなるのではないでしょうか。
ということで、ランニングはやっぱりいいですね。サイバーエージェント社員の皆様、CAランニング部への入部をお待ちしております(ワタナベのfacebookにでも連絡くださいませ!)