にこにこ通信　１６５号　～にこにこの楽しいクリスマス会～

　昨年末の宇陀市は、10センチ程の雪が積もる日があり、寒い日が続きました。そんな中、今年も児童館にサンタさんがやって来ました。

　デイサービスセンターにこにこでお馴染みのサンタさんは、バルーンアートが得意です。子どもたちが次々にリクエストしたものを、風船を使って器用に作ってくださいます。今年は放課後等デイサービスを利用している子どもたちだけでなく、生活介護のサービスを利用されているケイさんやトシさんも参加されました。ケイさんはサンタさんに犬をリクエストされ、可愛らしい犬のバルーンを作ってもらいました。他にも、お正月にちなんで鏡餅、真っ赤なタコさん、足の長い巨大なクモなど、いろいろなバルーンを作ってもらいました。

　サンタさんが作ったバルーンの中で、特に人気だったのは刀です。子どもたちは、バルーンでできた刀でお友だちとチャンバラごっこをしたり、まるい風船と風船でできたラケットを使って、バドミントンのような遊びをして楽しみました。途中で何度か風船が割れてしまうハプニングもありましたが、にぎやかで楽しいひと時を過ごしました。

　お楽しみ会のあとは、みんなでクリスマスケーキを食べました。

　クリスマスケーキは今年も手作りです。スタッフと小学生のマオさん、ノンさん、イロちゃんの４人で、作業を分担してケーキを作りました。マオさんとノンさんが包丁を使って上手にフルーツをカットしている間に、イロちゃんはスポンジの上に生クリームを絞って乗せてくれました。その後、ナイフを使って生クリームを平らに伸ばすのですが、これがなかなか難しいようで、「スポンジが削れた！」「きれいにならへん」と苦戦しながらも、３人で交代しながら少しずつ作業を進めました。生クリームのコーティングができたら、スポンジを重ねて色とりどりのフルーツをトッピングし、飾りのクリームを乗せて完成です。ケーキは同じものを二つ作り、一方にはココアパウダーをふりかけてチョコレートケーキ風にしました。また、子どもたちの中には生クリームが食べられない子もいるので、チョコレートの焼き菓子も作りました。

　朝からみんなで力を合わせて作ったケーキは、子どもにも大人にも好評で、一番に食べ終わったハルくんはケーキのおかわりをしていました。ケーキが大好きなヒロさんは、一口食べるごとに幸せそうな表情を浮かべていました。

　おいしいケーキを食べて、最後にみんなでサンタさんにお礼とお別れのあいさつをしました。来年のクリスマスも、ぜひまた遊びに来てくださいね。