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kojinkai

算数の小テストにて。

2018.05.28 15:14

今日小学5年生に実施した小テストです。



1は普通の計算ですが、

するっと正解してゆき、分配法則もちゃんと

気付いて解いている子もおりまして、

活用に目を向けようという視点がよかったですね。



2の問題は、一見和差算っぽく見えます。

確かに、20-6=14で、AとBのそれぞれの

勝ちと負けの回数の合計を求め、和差算によって

(14-4)÷2=5, 5+4=9とし、

Aの勝ちが9、負けが5、あいこが6なので、

Aの点数は3×9+1×5+2×6=27+5+12=44、

Bの勝ちが5、負けが9、あいこが6なので、

Bの点数は3×5+1×9+2×6=15+9+12=36、

よって、44-36=8点としても良いです。

まあ、真面目に考えるならこの手順になります。


しかし、勝ちと負けの1回あたりの点数差が

3-1=2点だと気付いてしまった生徒は、

勝った回数が4回違いますから、

2×4=8点と、小学2年生レベルの計算のみによって

これを求めることが可能でした。

問題文の長さに振り回されると、なかなか

本質が見えにくくなります。

あとでネタバレすると、

「めっちゃ考えたのに・・・」と苦笑いでした。

そういうこともあります。



3は植木算です。宿題にこの問題の類題が出ていましたが、

最悪全部書いてから考えてみるということができるように

並んでいる人数を1/3にしまして、

意地でも正解にたどり着きたい場合はそれも可能なように

問題設定を易しく設定してみました。

普通に解いてみます。

15-12=3、15-11=4で、とおるさんの後ろ3人と

まりこさんの前4人を除外すると、とおるさんから

まりこさんまでは全部で15-(3+4)=8人いることになります。

よって、56÷(8-1)=8mが一人一人の子どもの間の距離になります。

したがって、(15-1)×8=112mが解答です。



植木算は、総合的にみて生徒たちにとっては

扱いにくい嫌な領域に写っているようですが、

そもそもちゃんと描いて検証してみようという感覚と

具体性がとても重要な領域ですから、

まずは分からなければ図式化、という

根本的な思考の手順を大切にしてみてください。


宿題になっていて、間違っていたもの、お父さんお母さんと

一緒に考えたものについては解き直しまで授業で

実施させていただきました。