モーツァルト ロンド K.485
2026.09.11 01:00
ロンド K.485
Wolfgang Amadeus Mozart (1756~1791)
Rondo K.485
モーツァルトのロンド ニ長調 K.485は、1786年、モーツァルトがウィーンでオペラ「フィガロの結婚」を作曲していた頃に書かれた一曲です。曲の冒頭の主題には、クリスチャン・バッハの五重奏曲の主題が用いられているそうです。クリスチャン・バッハは大バッハ(ヨハン・セバスティアン・バッハ)の末子で、モーツァルトが8歳のときにロンドンで出会い、大きな影響を受けた音楽家でもあります。少年時代に触れたその音楽が、ウィーンで成熟期を迎えたモーツァルトの作品にも息づいているというのは、なんとも面白いエピソードです。
「ロンド」とは同じメロディが何度も現れる形式のことですが、モーツァルトは装飾音を付ける、調を変える、左手でメロディを弾かせるなど、アイデア満載です。実際この曲では、主題がニ長調だけでなく、イ長調、ト長調、ニ短調、ヘ長調、変ロ長調と、さまざまな調に姿を変えながら登場します。
ソナチネアルバム1巻に載っている曲の中では、かなり難しい方だと思います。装飾音の処理や、調が変わるたびに変化する雰囲気の弾き分け、左手のメロディラインの歌わせ方など、取り組みどころの多い一曲です。
このかわいらしいコスプレは、日本人が着物を着るというぐらいのものなのかしら?
それにしても上手。
楽譜は国際楽譜ライブラリープロジェクト ロンドK.485