『英語を読むこと』と『英語論文を読むこと』は少し違います。英会話に関して思うことも少し書きます①
こんばんは。夢のまち訪問看護リハビリステーション 都賀の理学療法士の倉形です。
昨日ブログを書いていて、
やはり英語の壁があることや、『英語を読むこと』と『英語論文を読むこと』は似て非なるものです。
と書きました。
書きながら、これに関して少し掘って書いてみたいなと思いました。昨日のテーマからは逸れていたので、その時はそれ以上書かなかったけど、興味深いテーマだなと。
結論としては、
① あまり英語医学論文読み慣れていない方はとりあえず何でもいい(?)から読むとよい。
② もし何を読むか迷ったら、システマティック・レビューなどの二次資料から読むのを
お薦めします。
という2点に尽きます。
そもそも、『システマティック・レビューって何?二次資料?』という方もいらっしゃるかもしれません。教わっていないこともあるわけですから、私よりも遥かに経験年数も年齢も上の方がこのような状況であっても、全く驚きません。 その辺りに関してもいずれ書きます。もしくは良いページを探してきてリンクを貼ります。
はじめに、もしも誰かが、『英語論文を読むにはスキルが必要。』と過度に不安を煽る(?)ことを書いたり、言ったりして自身の論文を批判的吟味するスキルを非常に貴重なものであるかのように発信していたら、話半分位で聞くのがちょうどいいです。尊敬を集めたいとか、セミナーや書籍を売りたいためのポジショントークかも知れませんよ。 もちろんスキルは必要で、きちんと読むにはトレーニングは必要でしょう。でも、抄録を読むだけでも、一部だけを読むだけでも、出発としては上出来のはずです。少なくとも古き良き(?)理学療法のように出典不明の情報に基づいてリハビリを組み立てるという段階からは一歩抜け出すわけですから。。。 ですので、恐れずに一歩目のベイビーステップを踏むのが良いんではないかと思います。
また、英語を勉強するための教材を買いに行くと、色んな本に出会います。嫌いじゃないのでパラパラ読んでみると、・・・・
『日本人はこう言いがちだけど、ネイティブがそれを聞くと、アレって思う表現ですよ?』
の類の英語本をみかけます。
・・・少し想像力を働かせればわかります。ネイティブの方は、そこで眉をひそめたりしませんよ。ネイティブか、非ネイティブかというのは、一言、二言喋ればわかります。私たちは日本語のネイティブスピーカーです。もし外国の方が頑張って片言の日本語で私達とコミュニケーションをしたいという態度を示してくれたら、最大限のサポートをして会話が有意義なものになるようにするはずです。
例えば・・・
①簡単な表現に言い換える
電車通勤する → 電車に乗ってオフィスに行く
②相手の話で分かりにくいことがあれば質問したり言い換えたりして相手の意思を確認する
一般的に自分で聞き取りはできて、理解できる表現も、自分でパッとしゃべるのは
難しいものも多いです。そこで、非ネイティブに『こういうこと?』と
確認したりします。で、非ネイティブ側も『そう、そう!!』となって
コミュニケーションが成立する。 もし非ネイティブの私たちが、誠実な態度で
話しかければ多くのネイティブスピーカーはこういうサポートをしてくれて、
会話が成立します。
極端に言えば単語を並べるだけでも相手へ意思を伝えることは可能です。実際の会話では、表情などの非言語の情報も使えますし。 もし、上野駅前で、困ったようにキョロキョロしている外国人がいて、 『私、ラーメン 食べる 一蘭 どこ?』と言われれば一蘭に連れていこうと思いますよね?(急いでなければ)。もっと言えば『一蘭、どこ?』だけで成立します。 違う文化で育った外国人と話すのは、多くの人にとってエキサイティングな体験です。ましては、相手が自分たちの土俵(言語的に)上がってくれるわけですから、嫌な気はしないと思います。それでも冷たい対応をされたら、『急いでいたか、ちょっと子供っぽい人なのね。』と結論して、違う人に話しかければいいと私は思います。
「ビジネスなどの細かなニュアンスの理解を求められるような場面もあるんだから、『正しい』英語を喋れる必要がある。」というのも理解できます。そういう場面で「私、契約」では許されないでしょう。でも、その様な場面に、準備期間も与えられずに出くわすことは通常ないはずです。助けを借りて完璧に準備するか、そういう場面だけ通訳を雇ってもいい。
上級者になれば正しい英語をしゃべることも大切だけど、『それまではしゃべらない』必要はないです。おそらく多くの外国時の方々は、私達非ネイティブスピーカーと話がしたいと思います。。。
話が逸れまくって、英会話の話に終始してしまいました。
次回は本題(?)に入ります。
今日も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました
理学療法士 倉形裕史