経絡の回転
オシッコですら回転するのに経絡が回転しないはずがない。
経絡は真っ直ぐ走る訳じゃないというのは何度も話しをしています。
蛇行するという話しをしていますが、よく観察すると蛇行どころの騒ぎではないような変化をしているようです。
異常反応部位と対応する穴が例えば外関だったとします。
通常の外関の位置に刺激をしたとします。
もちろん効果はあるのですが、異常部位に対しての位置異常を修正する必要があります。
つまり他の治療部位で補って修正しないと綺麗に反応がなくならないということです。
それでどんどん複数穴を選択するようになってしまう訳です。
例えば蝶形骨の中央に異常反応部位があったとします。
まず情報としては蝶形骨のどこからどこまでの横幅があり、前後はどこからどこまでかを把握する必要があります。
その中でもどの角度からの異常が強い反応なのかを調べる必要があります。
異常部位の捉え方が悪いとうまく調整できないことが多いです。
そして異常部位の異常角度が必ずあります。それを調整しないとうまく調整はできません。
だから異常部位を捉えたのに効果を出せないということが起こってくる訳です。
同じ蝶形骨の中央の位置であったとしても右下からの反応が強い場合、上から見た蝶形骨の図とは全く違うイメージができます。
例えば上から眺めた蝶形骨と右下から眺めた蝶形骨では違いがあるというのがわかります。
そんなことで効果に違いがあるのか?
と思われるかもわかりませんが差があります。
穴もそれによって変化して当たり前だと思いませんか?
普通に考えたら当たり前だと思うのです。
立体を平面であらわそうと思ったら違いがでて当然です。
効果のある外関をより効果的にしようと思えば、外関の位置に注意する必要があります。
小腸経のところまで超えて刺激点が出現していました。
もちろん、一つの例であって、全てという訳ではありませんよ。
鍼灸をやっている人にとってはちょっとオカルト?
って思うかもわかりませんが、構造的変化をしている身体の経絡は穴も正常な位置にあるはずがないって考えたら納得してもらえると思います。
通常の穴を使って効果をあげるためには、その他に奇経治療で補ったり、他の正経の穴で補ったりする必要があるということです。
つまり面倒くさい手続きが他に必要ということです。
そんなことしなくても外関に位置情報を与えることで変化する外関を取穴すると一度で効果が出ます。
これは面白い方法だと思います。
伝統的な鍼灸をやっている人には怒られるでしょうね。
まぁ~。
大事なことは効かせることですからね。