カラーリング
rta 木下です。
今日はカラーについて少しお話しさせていただきます。
カラーリングの種類には様々あり、酸化染毛剤、酸性カラー、塩基性染料などなど、、、あります。
一般的に、現在多くのヘアサロンのメインでされているヘアカラーや、市販で販売されているパブリック商品のほとんどは、酸化染毛剤になります。
酸化染毛剤の特徴として、メリットは、毛髪内部で酸化重合と言う酸化染料の発色の原理を利用して染める為、毛髪内部からしっかり発色させることが出来ます。一方、デメリットの方はと言いますと、先程メリットでお話しした酸化重合を利用して染めていくため、発色させるために 過酸化水素を使用し無ければ発色を促すことが出来ません。
この過酸化水素と言うものは、簡単に説明しますと、毛髪の色素であるメラニン色素を脱色する成分です。
つまり、酸化染毛剤は、過酸化水素で毛髪を脱色させながら酸化染料を発色させるヘアカラーだといえます。
ここで考えていただきたい事は、ヘアカラーや毛髪ダメージを考えて行く上で結構重要なことなのですが、過酸化水素水素は毛髪のメラニン色素やキューティクルを破壊する成分であると言う事実です。
もちろん、ヘアデザインにおいて、毛髪の明るさ、ブラウン味をだすためには、脱色することは必要です。
必要ですが、一度希望の毛髪の明るさまで、毛髪の明るさをあかるくしてしまえば、そのヘアデザインにおいては、それ以上の脱色は必要無いとも言えるでしょう。
ヘアカラーを継続的にされている皆さんにも、経験がある方もいらっしゃると思いますが、ヘアカラーでトーンダウンしているのに、段々明るくなっていく、明るくしているつもりはないけど、気がつけば毛先が明るくなっている。そんな経験はありませんか?
これは、色素を発色させる為に、過酸化水素を使用しているからなのです。
つまり、目的次第ですが、現状の明るさをキープしながら継続してヘアカラーを楽しむことが難しいとも言えるのでは無いでしょうか?
では、毛髪をダメージをさせず、メラニン色素やキューティクルの破壊を抑え、継続して、ヘアカラーを楽しんでいく為には、どうすればいいのでしょうか。。。
次回は、その辺をテーマにお話しさせていただこうかとおもいます。
ではまた、次回をお楽しみに!