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【屋久島大学/短期集中講座】②屋久島の森から世界の森へ PART2. 果実と種子散布者を求めて

2023.01.29 02:26

【屋久島を通して、新しい驚きと発見を】

あの屋久島大学が、バージョンアップして帰ってきました!!待望の短期集中講義!全6回で開催!!第二回は、花を咲かせる植物が生涯で二度、壮大な旅をするお話(後編)です!

海、森、空に暮らす命や、エコツーリズムのお話。屋久島の海を泳ぎまわるクジラの視点、花粉を運ぶ生きものの視点、屋久島の空を舞う鳥の視点。そんな多様な切り口から、屋久島をみたときにみえるもの。新しい冒険の旅、はじめまります!

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【屋久島大学とは】

屋久島そのものを「学長」に、屋久島に学び、自然、地球、地域、文化を知る市民大学、「オンラインアカデミー・屋久島大学」。屋久島を核として、そこに集う知の集合体である貴重な専門家の方々を講師として、かつてない多様さで屋久島の魅力を縦横無尽にお伝えします!

●屋久島大学ホームページ:https://yakudai.jp/

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花の咲く植物は生涯にたった二度、壮大な旅をします。それは花粉の時と、種子の時。

PART1で、生き物の力を借りて最初の旅(花粉の時)を終え、無事に「結婚相手」の花の元へとたどり着いた植物は、最後の大きな旅に出ます。そう、種子もまた鳥や哺乳類などに運ばれて、新たな天地を目指すのです。この種子の運び手である動物「種子散布者」が今回の主役。種子散布者を求める果実と動物の間には、一体どんな秘密があるのでしょうか。

まずは自然豊かで美しい屋久島の、樹木や高山植物に関わる送粉者の関係性について学びながら、ボルネオやコンゴなど、世界を舞台にした壮大な研究のお話も。

今回の講師は、屋久島をはじめ、アフリカ、東南アジア、南米の熱帯林で、植物と動物相互関係について研究される、日本フードスタディーズカレッジ学長・湯本 貴和さん。元日本生態学会会長・屋久島学ソサエティ会長・京大名誉教授で、大学院生時代は屋久島に住み込んで、植物と動物の関係を調査されていたそうです。

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【講師のプロフィール】

◇湯本 貴和(ゆもと たかかず)さん

日本フードスタディーズカレッジ学長。徳島県出身。1987年京都大学大学院理学研究科博士後期課程修了(理学博士)。1989年に神戸大学教養部助手に採用、その後、神戸大学理学部講師、京都大学生態学研究センター助教授、総合地球環境学研究所教授を経て、2012年京都大学霊長類研究所教授、2016年〜2022年同所長。2020〜2022年日本生態学会会長。おもに植物ー動物相互関係の研究を屋久島をはじめとして、アフリカ、東南アジア、南米の熱帯林でおこなう。また日本の環境史研究のプロジェクトを主宰し、SATOYAMA Initiativeの概念構築に貢献。主な著作には「屋久島:巨木と水の島」(講談社ブルーバックス)「熱帯雨林」(岩波新書)「シリーズ日本列島の三万五千年:人と自然の環境史(全6巻)」編著(文一総合出版)