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キリスト教で読む西洋史ー聖女・悪女・聖人・皇帝・市民

神の貧者達7-ヒロイン聖クララ後を追って

2018.05.29 12:19

いよいよフランチェスコの物語にヒロインが登場する。聖クララ、彼より12歳年下の伯爵の娘。出会いは1210年彼女16歳のとき、説教を聞いたらしい。その翌年清貧の道に入ることを決意した。しかし12年に縁談がもちあがり、もはやこれまで。3月18日の枝の主日美しいドレスを纏った彼女のすることを誰も知らなかった。

夜、その足でフランチェスコのもとに向かった彼女は、見事な金髪をばっさり切ってもらった。翌朝両親が連れ戻しに来たとき、彼女は柱にしがみつき、頭を見せて不退転の決意を示したという。その5日後、次女アグネスも姉の後を追った。こうして女子の第二会ができ、クララが院長となった。

女子修道会は、托鉢には行かず、下働きや男子が連れてくる病人の世話をしたという。しかし2人に感情がなかったわけではない。ある日2人でお食事会をしたところアッシジの町人はびっくり仰天、修道院が燃えている!そう二人の神の愛の熱で、という伝説がある。

変わって三度天界「ふふ、熱いわね、私とイエス様のよう」「マグダレーナちゃん、またそんなこと」「プ、プラトニックに決まってるワ」「復活したワタシに抱きつこうとしたのだーれ?」「あ、あれは思いあまって」「まああのドッキリ一発で見抜いたのキミだけだから」「ああラビ!」「抱きついたらアカンゆーてるやろ!」