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単著を書く。。。

2023.04.20 07:14

さて、写し巡礼の単著を書くべく、過去の論考をならべて見ているのだが。。。いやはや、下記のように多種多様なものが写し巡礼関係でもあるのだが、昨年までなんと17年間も書いていなかったことになる。。。サボりすぎ。そして、初期のものをあらためて読むと、まあしっかり調査分析しているところや、論考が甘いところなどなど。手をいれていかねば。

なにより、工学系学会と社会学系学会や巡礼系学会などそれぞれに書いているので、トーンが違うところがある。理系的学会で巡礼を発表するとなると、やはりデータ分析や図表が多いので、どうにも分析的になるし、文系的な学会雑誌だと、論考が多くなる。

そのあたり、どうバランスをとって一冊にできるかなあ。ってことで、若き頃に傾倒していた上田篤先生の鎮守の杜書籍をとりよせてみる。阪大環境工の学科の先生でいらっしゃったので、授業も受けたりしたけれど、そのおもしろさにふれる前に別大学へいかれてしまったなあ。海辺の聖地とか、うーん、トーンを吹き込まれていたのかな。

写し巡礼関連研究論文一覧
①近藤隆二郎(2023): 写し巡礼地における模倣と再創─写し巡礼地の保全に向けて─, 巡礼遍路研究, 8, 56-77
②近藤隆二郎(2023): 写し巡礼における身体・空間・時間, 四国遍路と世界の巡礼, No.8, 14-25
③近藤隆二郎(2006): 写されたシナリオの正統性と更新,「コモンズをささえるしくみ-レジティマシーの環境社会学-」(宮内泰介編著),新曜社, 82-107.
④近藤隆二郎(2005): ハワイ日系人社会における写し巡礼地の成立と変遷, ランドスケープ研究, 68(5) 435-438
⑤近藤隆二郎(2003): 紀北の地域的巡礼地,「街道の日本史35-和歌山・高野山と紀ノ川-」(藤本清二郎・山陰加春夫編著),吉川弘文館, 206-219.
⑥近藤隆二郎(1999): コモンズとしての写し巡礼地, 環境社会学研究, 第5号, 104-120.
⑦近藤隆二郎(1999): バナーラスにおける水のゆくえ, 季刊文化遺産-特集インドの建築伝統-, 99.4, 59-61.
⑧近藤隆二郎(1998): 和歌山県下における地域的巡礼地の展開過程と空間構造,ランドスケープ研究 61(5), 465-470.
⑨近藤隆二郎(1997): 北播磨のミニチュア巡礼地の成立プロセス, ランドスケープ研究60(5), 561-566.
⑩近藤隆二郎・日下正基(1996): 番条八十八ヶ所のイエ結合にみるコミュニティの結合効果,ランドスケープ研究 59(5), 117­-120.
⑪近藤隆二郎(1995): 江戸における写し霊場の鑑賞構造,ランドスケープ研究 58(5), 161-­164.
⑫近藤隆二郎(1993):北播磨のミニチュア巡礼地における空間体験構造に関する研究, 造園雑誌 56(5), 247­-252.
⑬近藤隆二郎・盛岡通(1993): 集落の「共演空間」に関する研究-北播磨のミニチュア巡礼地-,環境システム研究, Vol.21, 249­-256.


今までの書籍は下記のような感じで、共著ばかりです。『自転車コミュニティビジネス』と『カオダス』は、全体としてかかわりましたが、あとは分担執筆という感じですね~。まあでも、オモシロガリストっていう姿勢がわかっちゃいますな。