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A-force BLOG

2023年 入社の言葉

2023.04.03 03:00

新入社員の皆様、

本日よりエイ・フォース株式会社で新社会人のスタートを切ることになり

本当におめでとうございます。数ある会社の中、IT業界を、そして当社を選んでいただき、

会社を代表いたしまして御礼申し上げます。

現在、当社は新しい技術やソリューションを取り込み、エンドユーザーを中心に

デリバリーを行う集団として変革中で、組織は新しい血を入れ新たな進化をしていきます。

本日ここに入社した皆様をお迎えし、いっしょに働く仲間が増えること、いっしょに

成長できることを社員一同期待しております。

さて、内定式や内定者の集まりでも少し話をしましたが、資本主義そしてその根源のもとに

なっている欲望の暴走、はたまた行き詰まりによるはけ口が、ウクライナ紛争に繋がり、

今後東アジアの台湾にも波及するかもしれません。

日本も戦後78年、平和の希求を改めて考え直し、グローバル化された経済の中で

どう社会を作っていかないとダメなのかを突き付けられているようです。

改めて早期に停戦をして新しい枠組みのもと、世界平和を取り戻して欲しいと願う

ばかりです。

2020年より、世界は新型コロナウィルスが席捲し、経済活動も制限され、生活面でも

対面での行動が規制されるなか、皆さん方は恐らく大学生活の大半をリモートで過ごし、

もっとも有意義な学生生活期間においてはサークル活動、またゼミナールにも影響が出、

かなりやり残した感を持っているかもしれません。

当社も、コロナ禍においてほぼ全業務がリモートになり、現在は週1~2の出社+リモート

というハイブリットでの勤務形態になっております。最初は通勤時間の無駄が無くなり、

その分でプライベートの時間も増えるというプラスの効果も多かったのですが、3年目とも

なると、成長面や社会とのつながりの中での刺激を受けなくなる等、負の面も

でてきまして、メンタル面にも影響がでてきたように思います。

スキルはリモートでもつくのですが、ここにきて仕事への取組みや非言語コミュニケー

ションを社内でどう共有するかが課題でもあります。

 さて、新社会人スタートを切るにあたり、わたくしから一言お話しさせていただきます。

当業界は、昨今の新しいIT技術の広まりとともに、既にバズワードになりつつあるDX

(デジタルトランスフォーメーション)を社会、企業は実践しはじめており、人手不足

でもあります。

皆様方も、数年後、10数年後を考えたときに、経理や営業他通常の業務は、Aiに取って

変わられる等の考えで、IT技術を身に付けて社会に役立とうとして当業界を志したと

思われます。その判断は今は正解でもあり、しかしこの業界に入ったからといって

将来が約束されたわけではありません。技術は日進月歩で、日常の世界とは違う

メタバースの世界も、ゲームをはじめとして実際のビジネスの世界でも展開されており、

仮想通貨やNFTといったWEB3.0以外にも、実際のビジネスの世界でもサイバー空間での

新しい体験が可能になってきました。

Aiの世界では、今のスーパーコンピュータ以上のスピードを誇る量子コンピュータも

もう実用化は目の前で、前から言われているシンギュラリティになるかもしれません。

その時に必要な技術やビジネスモデルは何なのか、いち人間では想像できないことを

計算し予想するAiも出てきているので、我々の仕事も開発という「作る」から、アイデアを

企画して人々に新しい価値を提供する産業になっていくものだと思っております。

業務をどうDX化、システム化するかでしたが、今後は起業や事業開発も行うのがIT業界に

なるかもしれません。

そんな中、前にも少し触れましたが、当社は、新しい技術、精通した業務領域において、

現在プライムでの受注とPJ運営を行い、直のデリバリーに舵を切っております。

CELF、salesforce、そしてsalesforce上で稼働するRootstockのファーストPJを2022年より

開始し、そのファーストPJもまもなくゴーライブしようとしております。

今まではヒューマンリソースの提供だけでしたが、エンドへの営業他次のPJの提案など、

創意工夫も求められます。

また、PJ管理、採算管理、パートナーさんとのコラボレーション他、苦労も多いですが、

その分、売上、利益にも寄与するようになっております。また、他社へのデリバリーだけ

ではなく、自らも事業を行うことも視野に、一昨年の9月より金融事業としてIFA事業を

始めておりますが、他にも新規事業も今後模索をしていく予定です。

皆様方も近い将来には、社内で新規ビジネスの提案と遂行をしているかもしれません。

このような状況の中で皆様は、当業界、当社を選び、社会人としての一歩を当社で

歩むにあたり、会社説明で私が話をしたことを覚えているかどうかですが、再度当社の

理念について話をします。

1、信頼を築く(気配りと一歩先の行動)

  ギリギリではなく、朝は5分前の着席、納期は1日前にして、安心をさせる。

2、進化・発展をする(生涯学習と常に挑戦を)

  古い技術もですが、世界中の技術、トレンドを勉強をする!そして適用する!

  それはすべては生産性を高めるためです。

3、責任を持つ(品質・納期、あと数%の努力を)

  言われたこと以上にすべて能動的で動き、最高の品質を!

です。

これら理念は、行動する際に常に念頭においておいてください。

当社はこの1年の間に、SESの常駐型ビジネスから、成果物責任を負う請負、またお客様も

まだ経験をしたことのない領域のコンサルティングを実施し、お客様との共創ができる

パートナーに生まれ変わろうとしております。

そのためには、下請けではなくプライムとしてプロアクティブに行動しないといけません。

今後、プライムの誇りということで理念+で行動してもらいます。

そのためには、まず新人としての1年目は

 ・自分、仲間、社会、すべてにおいてまず受け入れる人

となってください。すべてが経験になります。

これは、視野を広くする、相手の言っていることを考える。先輩の話・誘いなどは

まず聞いてみる、行動してみる、そして自分の意見を言うということです。

自分の視点、視野で判断して、ネガティブ感情の時も、そんな考え方もあるのか、

またはそのネガティブ感情を糧に頑張る気持ちが大事です。

仕事に対しては、

 ・思い、気持ち、やり甲斐

がなければ成長しません。言われたことをだた単にするだけではだめです。

作業に対して対価をもらうには、相手の思いを大事に、やりがいは利他の心で、

相手が喜んでくれることを行い、自分ではなく相手がどれだけ助かるかということを、

自分のやりがいに置き換えられることが大事です。働くことは実は生きる事なのです。

 ・目の前のすべてのことに関して意味を考える 因果関係、相関関係を意識する

ことです。(なぜこの作業をしないといけないのか、やってみてどう感じたか)

考えることが大事です。小さなことに魂が宿る、決め細かい配慮やそのサービスは、

なぜそこに存在するのかなど、その存在理由を常に考え、相手を思えること。

つまり知らないことは罪であるという意識で物事に向き合いましょう。

 ・失敗したのは自分のせい、成功したのはみんなのおかげという気持ち

が大事です。失敗をしても大丈夫な、あなた自身の応援団をつくる事も大事です。

ほめてもらった時に素直に喜ぶ。卑屈になるのは悪い考え。悪い事を言われたときに

反省するのが良い考え、悪口で返すのは悪い考え。失敗をすることで成長できるのです。

成功はたまたま、皆さんの協力のおかげ、といつも思いましょう。

そして、

 ・準備、5分前行動、会議に出るときは目的を把握する、その会議では発言する

相手の意見はその相手の価値観を尊重して聞く。会議は、自分も参加者全員も何かを

持ち帰るものでないとダメです。

等々、勤務時間以外に入ってくる情報についても、なぜなぜを5回考えることをやってみる

と物事の本質がわかるようになります。いつも、ゴールである「人が喜ぶ顔を想像する」に

向かって詳細にスケジューリングすることで、チャンスをつかむことができます。

そして、新人の方にはいつも話している「よっぽどの縁」について話をします。

もしかしたら今日皆さんが寄ったコンビニ、そして購入した水やコーヒー、乗った電車も、

なにかの偶然で乗ったのではなく、自分で意思決定し、自分以外の相手や物は必然で

出会ったと考えるようにすることです。

私に買われてよかったよな、時間通りに来てくれてありがとう、と言うように感謝と

前向きな気持ちで起こっていることをとらえることが大事です。恵まれた現代では、

死との隣りあわせや、食べ物を得られないというようなことは起こりませんが、現代人の

人生の目的をずっと考えていた興福寺の僧侶が色々と寄り道(遊び、飲酒、怠惰な生活)

をしながら、最後に修行をする中で考えにいたったのが、縁です。

そうです、人間関係です。

人は1人では生きられないのです。やはり人のつながりが一番大事なのです。

仏教では、死への恐怖や飢餓への恐怖から逃れるための信仰が通常ですが、現代人は

死ではなく縁のために信仰し、そして修飾のついた「よっぽどの縁」のために、現代人は

生きているのです。先に話をした、小さなことに宿るサービスや言動も実は「よっぽどの

縁」を守り繋ぐためにあるのです。縁を大事にしないと、周りに不幸が起こることも

あります。

今まで学生時代では興味のあることだけやり、大事なことだけど面白くないことはさぼって

もいたと思います。いやなことがあれば、親や友達に愚痴ってやめていたと思います。

なぜつらいことをしないといけないのかという考えに立ちがちですが、これから社会に

でる中でそれは許されません。

最後は、よっぽどの縁=今起こっていることはすべて必然であり、受け入れ、その相手

(人やもの)との関係を大事にすると、必ずや良いことが起こります。縁を引き寄せます。

その必然の今を全力で生きましょう、対応しましょう、というのが「よっぽどの縁」の

教えです。もしかしたら、当社ではなく、このビルの上の会社に就職をしていたかも

しれませんが、今日ここにいらっしゃるのが「よっぽどの縁」です。引き寄せたのです。

そして、初めからプログラムされた人生はほとんどないです。

世の中は、皆さんの思いと偶然の出会いのように思えますが、実は必然の出会いで新しい

人生が始まるのです。ご両親の出会いがあり、生まれた故郷があり、転勤で住んだ土地を

経て、入った学校、サークル、やったアルバイト、そして出会った友人、いろんな必然で

意思決定をしたことにより、それはもしかしたらいうことはあるかもしれませんが、それは

違います、実は、必然の連続の先に今があるのです。すべてを自分が努力して、自分の信念

で決めた結果です。

今回の新型コロナウィルスは、当たり前のことへの感謝や、生きる意味を再認識をする機会

になったと思います。また、遠くウクライナの地では戦争が行われており、人間の欲望の

暴走、その根源でもある自由への希求も、我々の平和ぼけした日本では考えられないかも

しれません。平和への感謝、多様な価値観の理解、行き過ぎた資本主義の中での格差拡大

他、我々日本は無関心ではなく関心をもって行動するのも今後社会人としての大事

なことになります。必然でそうなっており縁なのです。

最後に、今まで自分を育ててくれたご両親、恩師への感謝を大事にしてください。

学生時代が終わり、ようやく社会人として世の中に役に立つ人間として巣立つことを

ご両親は何より喜んでくれていることと思います。皆さんのご両親が出会わなければ、

皆さんは生まれてこなかったし、ご両親の愛情と経済力がないと成長できませんでしたし、

大学を卒業できなかったと思います。これからはそのご両親、恩師への感謝を言葉や形に

表し、恩返しをするようにしてください。

これからの皆さんのがんばり、成長、活躍を期待しております。

簡単ではありますが、新入社員の皆様への門出の言葉とさせていただきます。


2023年4月3日

エイ・フォース株式会社

代表取締役

菅原 俊哉